2012年10月8日(月祝) いわき市植田駅前 震災復興祈念彫刻・除幕式

いわき市彫刻のある街づくり事業
いわき勿来ロータリークラブ創立50周年記念事業
北郷悟(きたごうさとる) 彫刻作品「いざなぎ いざなみ」除幕式

日時 平成24年10月8日(月、祝)午前11時30分~
場所 常磐線植田駅前広場(雨天決行)

◇設置場所:常磐線植田駅構内(いわき市植田町中央一丁目17-17)
◇設置作品:北郷悟「いざなぎ いざなみ」
高さ270cm(作品高200cm+台座高70cm)/ブロンズ
台座(高70cm、幅130cm、奥90cm)/御影石

☆パフォーマンス 12時ごろより
演奏:電気ピアノ 鈴木智子(すずきさとこ)いわき市好間町出身、いわき在住
   ソプラノ  二瓶舞子(にへいまいこ)福島高校ー東京芸大卒
   ダンス   熊谷乃理子(くまがいのりこ)好間町出身東京在住 、古林さくら(こばやしさくら)群馬桐生市出身
   衣裳製作  西脇久枝(にしわきひさえ) 三和町出身東京在住

【いざなぎ いざなみ】設置事業について
いわき勿来ロータリークラブは、平成24年に創立50周年を迎え、その記念事業として植田駅前に東日本大震災の犠牲者の鎮魂とその記憶を永くとどめる芸術性の高いモニュメントを設置する計画を策定し、その制作者として植田町出身で、わが国の具象彫刻界を代表する彫刻家であり、さらに東京藝術大学副学長としても活躍している北郷悟氏に協力を要請した。そしていわき市も勿来ロータリークラブの意向を受け、同事業をいわき市彫刻のある街づくり事業の一環として進めることを決定し、以後、同事業は、行政と民間が一体となって行われ、東日本旅客鉄道株式会社水戸支社の協力を得て、植田駅前に設置されることとなった。
わが国創世期の国産みの神の名が付けられた「いざなぎ いざなみ」は、東日本大震災による犠牲者の鎮魂とともに、震災からの復興(新たなる国産み)を祈念する意図のもとに制作設置される。

◇ 作家略歴:北郷 悟(彫刻家、東京藝術大学副学長)
1953年いわき市植田町に生まれる。
1977年東京造形大学彫刻科卒業。
1979年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
1984年新制作協会会員。1991~97年新潟大学教育学部助教授。
1996年文化庁在外研修にてイタリアに留学。1997年東京芸術大学助教授。
2004年いわき市立美術館において個展開催。現在東京芸術大学副学長。

北郷悟は、一貫してテラコッタ(粘土を素焼きした彫刻作品)を用いながら人のかたちを通して今日におけるリアリズムのあり方を追求し、その作品の動向が注目されるとともに、彫刻に関する様々な問題意識を啓発する企画展を組織するなど、明日の具象彫刻を担う作家であると同時に芸大副学長として様々な芸術文化活動をオルガナイズする重要なポジションを占めている。
いわき市立美術館では、2004年に大規模な個展が開催されるとともに、作品も収蔵している。またいわき市彫刻のある街づくり事業においても、これまで5体の彫刻作品が市内に設置されている。

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