「いわき復興の響き展」のお知らせ

大きく津波の被害を受けた福島県いわき市。
東日本大震災から3回目の春を迎えました。
心をひとつにして、復興へと歩み続けるいわきの3年間をご覧ください。

■日 程
2014年4月19日(土)12:00~17:00 4月20日(日)10:00~16:00

■会 場
1)市田邸(東京都台東区上野桜木1-6-2)
2)下町風俗資料館付設展示場 旧吉田屋酒店(東京都台東区上野桜木2-10-6)
*旧吉田屋酒店は4/20(日)のみ。
じゃんがら念仏踊り(12:00~/14:00~)と
いわき物産市(10:00~16:00)を開催します。
天候により予定を変更することがあります。

■ 内容
写真パネル―豊間・薄磯・沼ノ内の景観と民俗芸能の現在(地元の方が解説をします)
被災した家の材・庭木で作った 観音像 村岡誼(久之浜在住・歯科医)
春を待つ気持ちが咲かせた 染め花 橋本隆子(久之浜在住)
鎮魂のじゃんがら念仏踊り 菅波青年会(4月20日のみ)
いわき物産市

主催:プロジェクト傳
共催:上野桜木町会
後援:日本民俗建築学会災害復興支援委員会
大國魂神社御神輿保存会豊間海友会
えびす講奉賛会
かねまん本舗

【協力団体主催シンポジウム】

NPO法人 文化財保存支援機構主催 シンポジウム

「今、文化財が社会にできること?」

■テーマ:人はなぜ伝えようとするのか?
―文化財による被災地復興のこころみ―
■日 時:2014年4月26日(土) 09:05~17:20(開場8:30)
※4月25日(金)は13:30~16:30まで、展示物の内覧会を行います。入場は無料です。
■場 所:東京大学 弥生講堂 一条ホール
■資料代:500円
■定 員:300名

■プログラム:
09:05~09:15 開会挨拶

◇◇◇1.特別講演◇◇◇
09:15~10:30 「震災・文化・復興」
赤坂 憲雄(学習院大学・教授/福島県立博物館・館長)
10:30~11:45 「危機管理に向けて」~1.17 から3.11 へ~
三輪 嘉六(九州国立博物館・館長/NPO JCP理事長)
11:45~12:30 「比曽 三匹獅子舞」 実演
解説:菅野 秀一(比曾三匹獅子舞保存会・会長)

◇◇◇2.事例報告◇◇◇
14:00~14:30 「ふるさとの宝を守るために―陸前高田市における文化財レスキュー」
熊谷 賢(陸前高田市立博物館)
14:30~15:00 「旧警戒区域における文化財保護-福島県双葉町のレスキュー活動から-」
吉野 高光(双葉町教育委員会)
15:15~15:45 「相馬野馬追の復活と継承」
二神 文彦(南相馬市博物館)
15:45~16:15 「被災民具の活用と継承―長野県栄村の活動より―」
石野 律子 (神奈川大学日本常民文化研究所)

◇◇◇3.パネル・ディスカッション◇◇◇
16:15~17:15 「心の復興のために」
17:15~17:20 閉会挨拶

17:30~19:30 懇親会(於:ホワイエ)
※参加には別途会費が必要です。(懇親会費:3,000円、JCP会員;2,500円)

■申込/問合先:
特定非営利活動法人 文化財保存支援機構
担当:八木
〒110-0008 東京都台東区池之端4-14-8 ビューハイツ池之端102号
●TEL:03-3821-3264
●FAX:03-3821-3265
●E-mail:jimukyoku@jcpnpo.org

■参加希望者は上記TEL・FAX・E-mailにお問い合わせ下さい。当日参加も可能です。

詳しくは、添付のPDFファイル、あるいはHP
http://www.jcpnpo.org/news/?p=1#1395033563-572368
をご参照下さい。

横浜で開催「崔宗宝ふくしま復興チャリティコ ンサート&パネル展」

谷根千・駒込・光源寺隊が2011年から支援・応援を続けてきたいわき市久之浜から、イベントのお知らせです。会場の横浜近くにお知り合いのある方、ぜひイベント情報の拡散をお願いいたします。(菊池京子)

〔イベント概要〕

1 行事名「崔宗宝・ふくしま復興チャリティコンサート&パネル展」~ふくしまの復興を願って!復興ソングと被災地パネル展~

2 日 時  平成26年4月5日(土) 午後2時から午後4時まで

3 会 場  横浜市瀬谷公会堂 講堂
  (〒246-0021 神奈川県横浜市瀬谷区二ツ橋町190 TEL 045-367-5770 )

4 内 容  別紙チラシ(崔パネル展チラシPDF)のとおり
※音楽のコンサートと被災地パネル展等を同時開催

☆中国人の著名なオペラ歌手で、震災後、各地で震災復興チャリティコンサートを開催している、崔宗宝(サイソウホウ)さんが、福島県のいわき市に 向けた、「崔宗宝ふくしま復興チャリティコンサート&パネル展」を開催していただくことになりました。

☆今回は、震災以降、障がい福祉施設 岬学園かもめパン工房の再建をめざして、がんばってこられた、岬はな江さんも出演します。さらに、ようやく復興ソング「じゃんがら夢やどり」のCDが完成し、このイベントから発売予定ですので、ぜひ、CD購入についてのご協力もお願い します。

【報告】伊達東仮設からミシンのお礼状が来ました

昨年12月にミシンを届けた福島県伊達市の伊達東仮設で避難生活をされている飯舘村の方から、谷根千・駒込・光源寺隊にお礼状が届きました。

これまで、また日頃より、谷根千・駒込・光源寺隊で活動をされたり支援を続けてくださっている皆様に、ぜひこのお手紙で福島原発事故の避難者の方からの声を届けたく、ご報告します。

12月の模様は「谷根千震災字報」https://311.yanesen.org/にレポートが掲載されていますので、併せてご覧ください。(島田富士子・菊池京子)

~谷根千・駒込・光源寺隊のみなさま~
寒風の候、皆様にはおかわりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。

先月は、師走のお忙しい中ミシンをお届けに当仮設住宅におこしいただき有難うございます。お礼の返事が遅くなりまして大変申し訳ありませんでした。

仮設では毎週お茶会を開いており、支援でいただいた布などを利用してお手玉をはじめ手提げ袋など色々なものを作っています。その中でミシンを利用し準備や作品を作っています。作ったお手玉は、近くの小学校や飯舘村の小学校に寄贈し、参加者も小学生との交流を行いました。

参加者の多くの方々はお年寄りが多く、毎回縫い物を楽しみに作ってくれます。これからもお茶会は続けていきたいと思います。

私どもの仮設住宅は飯舘村民、90世帯147名が入居しております。60歳以上の方が約100名おり、高齢者がほとんどです。

避難生活も2年7ヶ月が過ぎました。仮説の住民も少し疲れが出てきたようで、体を壊した方も何人か出てきました。村では、もう少しと言いながら一昨年秋に始まった除染も計画の3、4%しか進まず、帰村が28年に延びました。昨年秋、個々の村民アンケートが取られました。

全体には「戻らない」と「判断がつかない」が大半で若い世代ほど戻らないと答えた人が多く、高齢者ほど「すぐに戻りたい」割合が多くなっています。

村民に寄り添った村長、村政でなくてはならないと思っていますが、現実はちょっと違っているみたいです。これからどうなるのか不安が募るばかりですが、もう少し頑張って一人も欠けることなく元気で飯舘に戻りたいと思っています。

寒さが厳しい折、お身体を大切にしてください。

平成26年1月17日
伊達東仮設住宅 自治会長 佐藤忠義

福島県伊達市の伊達東仮設住宅集会所にミシン3台を寄贈に行きました

福島県伊達市の伊達東仮設住宅集会所にミシン3台を寄贈に行きました
~谷根千・駒込・光源寺隊から飯舘の方に~
(レポート/菊池京子・写真/小松崎栄一)

2013年12月15日、谷根千・駒込・光源寺隊として、飯舘村からの避難者が暮らしておられる福島県伊達市の伊達東仮設住宅の集会所に、ミシン3台を届けてきました。

その模様と、福島市内で出会った除染活動の様子、市街地を走った様子などを3回に分けてレポートしました。写真は小松崎栄一さんの撮影によるものです。

※以下はそれぞれPDFファイルへのリンクになっています。

  1. 福島県伊達市の伊達東仮設住宅集会所にミシン3台を寄贈に行きました ~谷根千・駒込・光源寺隊から飯舘の方に~
  2. 阿武隈河畔でボランティアの除染作業に遭遇/除染廃土置きから福島市街地へ
  3. 「飯舘の店はもっと良かったのよ」福島市内で再開した珈琲店の奥さんは言った

知って欲しいこと – 福島県県民健康管理調査の甲状腺検査から2年半 これまで、そして今、こんなことが起こっています

ここでは本レポートの前段のみ掲載しています。図も含む長文なので全文はPDFファイルでご覧ください。 PDFファイル 知ってほしいこと

レポート:菊池京子

2011年3月から今日まで続いてきた「谷根千・駒込・光源寺隊」のさまざまな活動の中に、2011年8月から始まった県民健康管理調査を元にした「記録支援」があります。

「記録支援」を言い出して先頭に立ってしてきた者の責任として、この2年半、県民健康管理調査とその詳細調査としての甲状腺検査の動きを追いかけて来ました。

しかし、県や県立医大や国などに多少の動きがあっても、私自身が納得できないこと、咀嚼しきれないこと、また事実が出てこないことなどが常にあったため、その都度逐一ご報告するには至りませんでした。力不足をお詫び申します。

ところが、昨年報道され大きな問題となった県民健康管理調査検討委員会の秘密会の存在をはじめ、この夏から秋にかけては、小児甲状腺がんが59人に達したり、公表される数字や性別の集計の誤りが分かったりしました。

市民のさまざまな活動が首都圏では活発で、それが、インターネットを駆使した自由系の報道機関や取材者によって、大手の新聞やテレビでは伝わりにくい福島現地での現状を伝えています。

たくさんの方々のご努力によって、「甲状腺検査」に関する経緯と現状を皆様にご報告できるような情報が集まったと判断しましたので、まとめを作ることにしました。

同時にこの情報が、多くの方に時を急いで届くようにと、願って止みません。

この原稿の元は、12月14日に開催された「放射能被ばくを学習する会」で発表するためにまとめたものですが、要所、要所加筆しました。中でも、11月27日に初会合が開かれた新設の甲状腺検査評価部会の模様は重要と考え、東京新聞の記事を要約して添えました。

長文ではありますが、多くの方に分かりやすいように簡易な表現を心がけました。

お一人でも多くの方に読んでいただき、さらに口コミでも手渡しでもメールでも、広く皆様に読んでいただければ幸いです。これは福島だけの問題ではなく、東日本の子ども全体、ひいては日本の子どもたち全部の健康に関わることです。どうかご理解とご協力をお願いします。

〔2013年12月19日菊池京子〕

続きは、図も含む長文なので全文はPDFファイルでご覧ください。 PDFファイル 知ってほしいこと

【報告】谷根千・駒込・光源寺隊の2013年度上半期の活動と会計

谷根千・駒込・光源寺隊の皆さま
ならびに隊を応援・支援してくださっている皆さまへ

いつもたくさんの皆さまにご支援、応援をいただきありがとうございます。

2011年春に、緩いつながりでスタートした谷根千・駒込・光源寺隊も2年半を超えて続いてきました。震災直後とは、被災地への応援・支援内容も大きく変化してきました。被災地や被災者の方々復興の様子は千差万別に変化して個別化し、目に見えるような活動が減ってきていますが、応援の仕方や意識のあり方も多様化し、あるいは自問させられることも増えてきました。

とはいえ、震災、津波で被災された方々にも、原発被害に遭われている方々にも、まだまだ応援が行き届いているとは思えない現実があります。

谷根千・駒込・光源寺隊では、おにぎり握り、いわき市四倉への炊き出しに始まり、久之浜への支援、東京への避難者への応援・支援などを、向丘の光源寺さんを拠点として継続的に行って来ました。多くの方から寄せられた支援金や応援・お手伝いがあってこその活動でしたし、そうしたお力によって、沢山の方々と連携やネットワークをつくることができています。

震災3年目を迎えてからは、さらに変化があり、運営サイドではこの4月、支援金をお預りする郵便貯金口座を繰越金で作って、お金の管理をするようにしました。

今年度上半期(10月末まで含みましたが)のお金の出入りを見ると、活動と収支はかつてより簡潔にリンクするようになってきていること、活動内容の変化もよく分かっていただけるかと思います。

以下に簡単ではありますが、活動ならびに会計の中間報告をさせていただきます。
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【ご案内】9/28(土)、29(日) いわきの市民劇団が演じる 「東の風が吹くとき」

いわき市の市民劇団がオリジナルの作品を上演します。
「東の風が吹くとき」
サブタイトルは「あの日変わってしまった故郷 それでも老夫婦は生きる この地で」とあります。まさに現在のいわきでの出来事をテーマに、大変頑張っている公演です。

福島県よりの避難者招待公演ですが、空き席があり、通常料金の半額をご志納いただくことでご観覧いただけます。池袋の東京芸術劇場に是非お出かけください。

★「東の風が吹くとき」
‐あの日変わってしまった故郷 それでも老夫婦は生きる この地で‐
http://www.haiyuuyousei.jp/2013_stage/higashinokazegafukutoki_b.html

・日時 平成25年9月28日(土)13:30開演(13:00開場)
・会場 東京芸術劇場 シアターウエスト(豊島区西池袋1-8-1)
・料金 全席自由(この28日昼公演のみ当日3000円のところを1500円志納で)
    福島県よりの避難者はこの公演のみ無料
    
※9/28(土)18:30〜/29(日)13:30〜 こちらの2公演は割引はありません

※一般予約→全席自由 前売2,500円/当日3,000円 高校生以下1,500円/当日2,000円
・お問い合わせ・一般予約 いわき演劇の会事務局 090-1934-5416(竹田 )
★半額の招待割引についてのお問い合わせは、080-3397-4718 または090-3903-5864 または nomade-s@t3.rim.or.jp(熊谷)

富岡町、久之浜の様子をご覧ください

皆々様

知人の小松崎栄一さんが、先週東京電力福島第一原発の南やく9キロほどのところまで、 国道6号を北上、立入許可証なしで行けるところまで自分の目で見て来た動画を編集しYoutubeにアップしましたので、ご覧いただければと思い、ご案内いたします。

このところ汚染水問題が取り上げられていますが、人が住まなく、住めなくなった富岡町の様子です。マスコミ報道ではもうほとんど流れません。

また、菊池も、谷根千・駒込・光源寺隊として幾度も通ったいわき市最北の久之浜町の様子も、 帰路、立ち寄って撮影してくれています。ご感想などあったらおきかせいただけるとありがたいです。

酷暑がいつまでも残っていますが、皆様くれぐれもお体たいせつに。

菊池京子拝

富岡町

久之浜