次回の月1原発映画祭は年明け1月13日(日)、トルコの反原発運動を描いたドキュメンタリー『沈黙しない人々』を上映し、監督の森山拓也さんにお話をうかがいます。
トルコでは、70年代に最初の原発建設候補地が決まって以来、3か所で原発計画が進んでいますが、まだ実現はしていません。その背景には、政治経済の事情もさることながら、市民による根強い阻止行動もありそうです。この映画は、そのパワフルでちょっと楽しそうな様子を生き生きと伝えています。
3か所のうちのシノップ原発には、日本の政府と企業が関わっています。2013年に原子力協定が結ばれ、日仏の企業連合が建設を受注していましたが、今年4月に伊藤忠商事が撤退、そして先頃ついに、日本政府と三菱重工が断念の方向で検討中という報道がありました。
「トルコ原発輸出、断念へ 三菱重工、巨額建設費で難航」東京新聞12/4
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201812/CK2018120402000267.html
「トルコへの「原発輸出」断念へ 事業費が想定の2倍超」朝日新聞12/6
https://www.asahi.com/articles/ASLD5538WLD5ULFA01N.html など
新年最初の月1原発映画祭、トルコで取材を続けてこられた森山さんのお話と併せて
日本の原発輸出の問題を考えたいと思います。ご参加をお待ちしています!
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第64回 月1原発映画祭/交流カフェ
『沈黙しない人々』上映+森山拓也監督トーク
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■日時:2019年1月13日(日)14:00~ (開場13:30)
■プログラム
14:00~15:45 『沈黙しない人々』上映+森山拓也監督トーク(定員30名)
16:00~17:00 交流カフェ(監督参加)(定員20名)
■参加費:上映+トーク 1000円 交流カフェ 500円(軽食+1ドリンク付)
■映画『沈黙しない人々』について
経済成長や人口増加が続く新興国・途上国では原発導入への関心が高まっており、トルコもそうした国々の一つです。トルコでは現在、3か所で原発建設計画が進められており、シノップ原発の建設には日本政府・企業も深く関わっています。しかし原発建設地を中心に、トルコでは原発建設への反対運動が続いています。シノップを含むトルコの黒海地方は、チェルノブイリ原発事故による深刻な放射能汚染被害も経験しました。現地の人々は原発の危険性を強く感じています。日本は福島原発事故後も原発輸出に積極的ですが、相手国の政府や企業だけでなく、一般市民の声にも耳を傾ける必要があるのではないでしょうか。本作品ではトルコで収録した原発に反対する人々の声を紹介しています。
横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2017準優秀作品、国際ウラン映画祭
ベルリン2018招待作品。(監督・撮影・編集:森山拓也/2017年/37分)
■森山拓也さんプロフィール
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程在籍。トルコの市民社会・環境運動を研究し、日本が原発輸出を計画するトルコの反原発運動について取材してきた。
■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築60年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。
■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。
1.申込みフォーム(上映+トーク、交流カフェは別々にお申込みが必要です)
【上映+トーク】 https://kokucheese.com/event/index/549097/
【交流カフェ】 https://kokucheese.com/event/index/549098/
2.メール※ eigasai64★jtgt.info (←★を@に替えてください)
*件名を「月1原発映画祭申込み」として、参加者氏名(複数の場合は全員)、
参加内容(上映、トーク、交流カフェ)を明記してください。
※申込みアドレスは毎回変わりますので、ご注意ください。
3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)
*交流カフェは上映・トークに参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。
■主催:月1原発映画の会
問い合わせ先 eigasai2012★jtgt.info (←★を@に替えてください)
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)