次回の月1原発映画祭は年明けて1月9日(土)、『わたしの、終わらない旅』を上映し、監督の坂田雅子さんにお話をうかがいます。
フランスの核燃料再処理施設、マーシャル諸島やカザフスタンの核実験場を取材し、核汚染と隣り合わせで生きる人びと、核実験で故郷を追われた人びとの生の声を記録したドキュメンタリーです。
そもそも、フランスの核燃再処理事業は最初から核爆弾製造が目的。
日本がどんなに「原子力の平和利用」をうたっても、原発と核兵器は表裏一体のものであったことをこの映画は雄弁に語っています。
あえて福島に焦点をあてていないことで、逆に福島の現実とこれからのことが見えてくるように思います。この機会にぜひご覧ください。
そして、世界の核の現場を精力的に旅してこられた坂田監督のお話もどうぞお聞き逃しなく。ご参加お待ちしています。
第43回 月1原発映画祭『わたしの、終わらない旅』上映 + 坂田雅子監督トーク+交流カフェ
■日時:2016年1月9日(土) ☆各回 要予約
・1回目上映 13:00~14:30(開場12:30)(定員30名)
・2回目上映 15:30~17:00(開場15:00)(定員30名)
・坂田雅子監督トーク 17:00~17::45(定員30名)
・交流カフェ 18:00~19:00(定員20名)
【映画『わたしの、終わらない旅』】
きっかけは母が遺した『聞いてください』と題する一冊の本。母は70年代から原発を問い続けていた。
福島第一原発の事故後、改めて母の数十年に及ぶ反原発運動の意味に気づいた坂田監督は、兵器と原発という二面性を持つ核エネルギーの歴史をたどる旅に出る。フランスのラ・アーグの核再処理施設の対岸の島に暮らす姉を訪ね、大規模な核実験が繰り返し行われたマーシャル諸島で故郷を追われた島の人々に出会い、カザフスタンで旧ソ連による核実験で汚染された大地で生きる人々をみつめる。
母と自分自身の想いを重ねて、核に翻弄される人々を記録した渾身のドキュメンタリー。
(製作・監督・撮影・編集:坂田雅子/製作協力・配給:株式会社シグロ/2014年/78分)
公式サイト http://www.cine.co.jp/owaranai_tabi/
【坂田雅子監督プロフィール】
ドキュメンタリー映画監督。1948年、長野県生まれ。京都大学卒業。写真通信社勤務および経営を経て、2003年、夫の死をきっかけに枯葉剤についての映画製作を決意。ベトナムと米国で枯葉剤の被害者やその家族、ベトナム帰還兵、科学者等にインタビュー取材した『花はどこへいった』(2007年)で毎日ドキュメンタリー賞、パリ国際環境映画祭特別賞、アースビジョン審査員賞など受賞。2011年、NHKのETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて〜アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ」制作。2作目『沈黙の春を生きて』(2011年)は仏・ヴァレンシエンヌ映画祭にて批評家賞、観客賞を受賞。
■参加費
・上映:1000円
・トーク:500円/学生300円
・交流カフェ:500円(軽食+ワンドリンク付)
■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2013-05-14.jpg
■予約方法:以下いずれかの方法で必ず予約してください。
1.申込みフォーム
【1回目上映】http://kokucheese.com/event/index/360442/
【2回目上映・トーク】http://kokucheese.com/event/index/360443/
*学生およびトーク不参加の方はメッセージ欄にその旨ご記入ください。
【交流カフェ】http://kokucheese.com/event/index/360445/
*上映と交流カフェは別々にお申込みが必要です。
2.メール eigasai@jtgt.info
*件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加者氏名(複数お申し込みの場合は全員のお名前をお書きください)、
参加内容(1回目上映、2回目上映、トーク、交流カフェ)を明記してください。
3.電話 090-1265-0097(植松)、または090-9492-0075(西川)
*トークおよび交流カフェは上映会に参加される方が優先となります。
*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。
■主催:月1原発映画の会
問い合わせ先 eigasai@jtgt.info
http://www.jtgt.info/ (地域から未来をつくる・ひがし広場内)