谷根千・駒込・光源寺隊の皆さま
ならびに隊を応援・支援してくださっている皆さまへ
いつもたくさんの皆さまにご支援、応援をいただきありがとうございます。
２０１１年春に、緩いつながりでスタートした谷根千・駒込・光源寺隊も２年半を超えて続いてきました。震災直後とは、被災地への応援・支援内容も大きく変化してきました。被災地や被災者の方々復興の様子は千差万別に変化して個別化し、目に見えるような活動が減ってきていますが、応援の仕方や意識のあり方も多様化し、あるいは自問させられることも増えてきました。
とはいえ、震災、津波で被災された方々にも、原発被害に遭われている方々にも、まだまだ応援が行き届いているとは思えない現実があります。
谷根千・駒込・光源寺隊では、おにぎり握り、いわき市四倉への炊き出しに始まり、久之浜への支援、東京への避難者への応援・支援などを、向丘の光源寺さんを拠点として継続的に行って来ました。多くの方から寄せられた支援金や応援・お手伝いがあってこその活動でしたし、そうしたお力によって、沢山の方々と連携やネットワークをつくることができています。
震災３年目を迎えてからは、さらに変化があり、運営サイドではこの４月、支援金をお預りする郵便貯金口座を繰越金で作って、お金の管理をするようにしました。
今年度上半期（１０月末まで含みましたが）のお金の出入りを見ると、活動と収支はかつてより簡潔にリンクするようになってきていること、活動内容の変化もよく分かっていただけるかと思います。
以下に簡単ではありますが、活動ならびに会計の中間報告をさせていただきます。
２０１３年の動き
◎谷根千・駒込・光源寺隊の活動と収支について
- ２月１５日／活動打ち合わせならびに支援金等の整理（島田、山崎、菊池）
〈これまで現金管理を行ってきた支援金を、口座管理にすることを決定。山崎に口座開設を一任。いわきでの支援に関して、現地のつながりのある人の判断により使える支援金として、「ふくしま・いわき・応援団」に現金１０万円預け金することを３者で決定、菊池が管理預かり。〉 - ４月４日／郵貯口座開設＝これまでの繰越金：ほぼ３９００００円。
- その後の預け入れ金は、３月から１０月７日まで、１８件お寄せいただいたものを、５月１０日：約６８０００円、８月２３日：約７００００円、１０月２９日／４００００円：の３回に分けて口座に入金しました。
- ５月２７日／宮城から青海への避難者の方々に、支援見舞い金：５００００円、支援物資購入：７０００円支出。
- ６月２５日／いわき市薄磯海岸で催された復興応援イベント〈千の凧に乗って〉（主催：いわき桜会）への協賛金：３００００円支出。
- ８月２３日／８月半ばに〈東京―富岡町―久之浜―四倉―薄磯－東京〉往復。調査ならびに動画作成：小松崎栄一さんに、交通費ならびに調査費：２００００円支出。
- １０月２９日現在／残金ほぼ４６００００円。
- 現金、通帳、印鑑、カード管理は島田、菊池、山崎の３者で了解合意のうえ、入出金を行っています。
◎ 〈ふくしま・いわき・応援団＝ＦＩＯ〉の預かり金の活動と収支について
- ２月１５日／１０００００円預かり。
- ４月４日～６日／谷中の家にて映画「双葉から遠くはなれて」上映会にて双葉町より避難者の耕作米販売の収支：米ならびに販売用雑貨購入約１００００円、販売収入約１２０００円。
- ４月８日／２０１２年１０月分いわきへ市の調査取材交通費：菊池京子へ約６０００円。
- ４月１７日～２９日／いわき桜会斉藤匠会長より寄贈の和服を福島市松川仮設（飯舘村の女性たちの手縫いの会）への分類・整理・発送等諸費用：約７０００円
- ５月２４日／３月末、久之浜公民館閉館イベントでの即興芝居パフォーマンスを行ったカタヨセヒロシさんへ、現地２回往復交通費補助：約１７０００円
- ６月２５日／いわき市薄磯海岸で催された復興応援イベント〈千の凧に乗って〉（主催：いわき桜会）への協賛金：２００００円支出。
- １０月７日／いわき演劇会へ発信支援金：２００００円支出。（演劇「東の風が吹くとき」８月末いわきアリオス公演、９月末池袋芸術劇場公演のお疲れ会に、今後の発信激励のため。）
- １０月末現在／残金約２５０００円
以上、２件の団体について、ご報告します。
これらの支出については、ご支援いただいた皆様に詳細なレポートなどが行き届いていないことを、申し訳なくお詫びいたします。
各催しや活動ごとに、いわき現地、東京各地において、たくさんの方々のお力をお借りしました。
いわきでは移動やお話を聞きにうかがうための交通のサポートやイベント開催のお手伝い、東京でも同様、さまざまなイベント、ことに谷根千・駒込・光源寺隊の拠点である光源寺でのほうずき市を筆頭に（いわき四倉鬼越仮設からも復興支援ブースへの参加やお手伝いをいただきました）、お米販売準備、演劇公演のお手伝いに沢山のご協力をいただきました。
また、電話やメールやその他の連絡手段によって、多くの情報を頂き、発信もさせていただきご協力賜りました。
支援金をお寄せいただいた皆様、ご協力いただいた皆様全てに、改めてお礼を申し上げます。
これからも活動を継続し、小さな力でも集め集まることで実りあるものとしていくために、今後ともご協力ご支援をいただきますようにお願い申し上げます。
気軽にお声やアイデアもお寄せくださいますよう、申し添えます。
島田富士子 山崎範子 菊池京子