2012年1月9日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です。
本年もよろしくお願いいたします。
(添付ファイルをつけざるを得ず、ご容赦)

●出版物について
昨年の4月~11月に出版された書籍770点のうち、実に40%が原発・放射線関連本だったそうです。(出版科学研究所調べ)

私が、正月中に読んだ「こうして原発被害は広がった」は、お勧めの1冊です。
訳もよく、チェルノブイリ事故についてドキュメンタリー感覚で、読ませます。
(「チェルノブイリ刻一刻」の復刻版ですので、これを読まれた方は重複します)
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163744308

●新年を迎えましたので、かるたです。「原発かるた」
知人から、知り合いのアーティストの作と紹介されました。
http://blog.livedoor.jp/genpatu_no-news/archives/67126760.html

●食品の規制値のパブリックコメント募集中です。
これまでの暫定規制値を1/5にし、乳児用を新設したのみ
ベラルーシ、ウクライナ等と比べるとまだまだ荒っぽいものです。
これらの国では、朝日新聞の連載によると、茶碗や生活用品、建築資材にも規制値を設け、監視していると。(そうなんだ、これからはあらゆるものが被ばくの可能性があるのだと思い知らされました)
ウクライナは一度規制を緩めたら、内部被ばく量が上がり、また強化した経緯もあるのだそう。
今回の案は、主食への考慮もなく、年齢、摂取量を十分考慮したとは、到底いえないものと思います。
可能でしたら、パブコメに意見を送ってください。

食品規制値(厚労省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001zamk-att/2r9852000001zazz.pdf

上を開かなくても以下、抄録です。
飲用水 10Bq/kg
牛乳 50Bq/kg
一般食品 100Bq/kg
乳児用食品(これのみ新設) 50Bq/kg

食品 規制値のパブリックコメント募集中(2月4日まで)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495110333&Mode=0

●質問をいただきました。「帰れないのに帰れそうな幻想をふりまくのは、罪悪。どの辺まで帰れないの?」 というものでした。
これに簡単に答えることは、困難と思います。

以下は、チェルノブイリとの比較です。
チェルノブイリ(1986,87)の無人ゾーン セシウム137の土壌沈着量1480000ベクレル/m2

福島とチェルノブイリの比較

福島の場合(添付はセシウム134+137ですが137のみは以下のアドレスにあります)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1270/2011/05/1305820_20110506.pdf

添付の地図の赤色部分3000000ベクレル/m2以上
黄色部分1000000-3000000ベクレル/m2
の部分は、ほぼ該当することになります。

なお、チェルノブイリでは55.5万Bq/m2以上汚染されているところを移転させたと言われています。
これはご文科省の図で、ほぼ緑色以上の地域に該当します。
基本的には30キロ圏内は人が住めないことになっていますが、お年寄りがかなり帰ってきています。

もうひとつ「福島とチェルノブイリ同スケール汚染度同色の群馬大・早川先生作成地図」も添付します。わかりやすいと思います。

以上

2 thoughts on “2012年1月9日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

  1. 権上さん、いつも細かな情報をありがとうございます。
    今回は、お願いがあり、コメントします。

    菊池は谷根千・駒込・光源寺隊の活動の一環として、福島県の県民健康管理調査基本調査問診票の記入を、記録支援として行ってきていますが、先日、原発30キロ圏の広野町からいわき市の仮設住宅に避難されている方々の仮設の集会所に行きました。

    昨年行った記録支援会も含めて3度目の訪問でしたが、集会所の管理をされている方から、「入居者の方々、特にお年寄りたちから、テレビや新聞で原発のニュースを見聞き読みしても、専門用語が多くて、なかなか理解が難しい。そうした用語の簡単な解説の手引きみたいなものをつくってもらえないか」という相談を受けました。

    私自身、原発事故からこっち、付け焼刃ですがちんぷんかんぷんから発して、いろいろ本を読んだりしてきました。なので、「わからない」人の立場から、ある程度、用語などを整理することはできると思うのですが、できればそれを、どなたか専門知識のある方に、ボランティアで監修していてだけないかと思っています。

    被災者の現地でのニーズには切実なものがあり、何とかお応えしたいと考えます。
    お心当たりの方をぜひご紹介ねがえませんか?

    お忙しいところ、無報酬のボランティアのお願いで恐縮ですが、なにとぞなにとぞよろしくお願いいたします。

  2. どういう用語の解説が必要か教えていただけますか?
    のりこさん経由でメールでいただければ、幸いです。

菊池京子 にコメントする コメントをキャンセル