3月24日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

都合により、雨研HPのメンテができないでいますが、市民科学研究室のHPにおもなものが掲載いただいております。
その他の情報も充実しています。ご参照ください。http://www.shiminkagaku.org/

添付は、増田コメントの載る東京新聞です(重複の方もありますご容赦)。2011322東京増田記事

生活上の注意に本日の水道水問題を含め追加します
3月23日

●服装
フードの襟に毛皮が付いているものは、汚染物質がつきやすいので、ふちの毛皮部分は外して着用する
洗濯物は当面、乾燥機か室内で乾燥させる

●水道水の131ヨウ素汚染対策

妊婦さんと乳幼児の飲料用を優先して考えることを原則とする
ペットボトルを買い占める対応は慎む

1)活性炭、炭(シンプルな活性炭の浄水器、水に炭を入れておくなど)に
  水道水を接触させて回収は、非常に有効 *

2)貯め置き 冷蔵庫でも冷凍庫でも可 ヨウ素は気体のキセノンになる
  ヨウ素の半減期は8日間だが1日程度の溜めおきでもかなり減衰する
  冷蔵庫や冷凍庫であれば、もう少し期間を延ばせるので 有効

3)煮沸で揮発性のもの仮に吸っても、飲むよりまし で 有効

4)中空糸膜浄水器 あまり ヨウ素には有効でない

炭素(炭や活性炭)とヨウ素は非常になじみがいい。1)2)3)の組み合わせで対応を。

*活性炭や炭が入手困難な場合、割り箸をアルミホイルにつつんで焼いて炭をつくり
ペットボトルの水にいれれば少しは取れるかもしれない

ただ、今回公表されたもの以外にも、様々な放射性核種がいろいろ検出されていますので、
それらを含めて正しく評価する必要はあると思いますが、まず退治できるところのヨウ素を除きましょう。

●雨の後
地表面の粉じんは、舞い上がり粉じんなりやすい。放射性物質がついているかもしれないので対策として、マスクを着用しましょう。

3月19日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

東北関東大地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
未曾有の災害に加え、福島原発に不安を持っておられる方が大部分と思います。
雨研の代表幹事である増田善信さんは、かねてより、原発の事故は、地震そのものよりも津波の被害が大きくなることが問題と指摘されています。昨年12月に行った講演のレジメ(あらためて問われる原発の安全性(2010/12/06))を許諾を得て添付しました。

一点お断りがあります。
今回の事故で初めて増田さんが知った原発の操業実態があります。
1)使用済み核燃料が建屋内に一定期間保管されていること → 休止中の炉からの火災という前代未聞の事態を発生させた
2)導水管は、沖合まで取水口をのばすものとされていたのが、原発直近の海から採水していること → 添付のレジメで、2)については実態と異なる記述になっていますが、主な主張に差異はないので、このまま添付させていただきます。
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