いわき市四倉・鬼越仮設住宅での<夏祭り応援・お手伝い>ご報告

 1泊2日で、夏祭りのお手伝いに北いわきに行ってきました。参加者は11名でした。
 8月4日は7時、光源寺を出発。初めていわきを訪問した方も数名いましたので、久之浜の港、光源寺隊が支援物資を入れている「きずな」の倉庫、復興商店街を訪ね、諏訪神社で奥様より久ノ浜の今後の復興計画を伺うことができました。
 海から50メートルの土地は土盛りして堤防公園にするとのこと。久之浜の海産物加工場はすべて廃業とのことでした。現在の市街地と商店街は消えます。

 午後、四倉の「鬼越仮設住宅(32世帯)」につき、みなさんに出迎えていただき、さっそくテント張り。駒込大観音のほおずき市でユニークなシートテントを提案してくださる岩本さんも駆けつけてくださり、お祭りの山車も完成して準備は整いました。仮設の方々から、「みな、働き慣れてるな~」とか「遠くからありがとう」の声をいただきました。

 5日の当日は、8時に仮設に行って調理の準備。焼きそば、かつおの炭火焼、焼き鳥、かき氷の4店舗が、フル回転で始動。11時の開催前に列ができ、「はやく~食べたい」の声
に押され気味でした。輪ができて盆踊り、ギターライブ。強い海風に負けず、小さな仮設の夏祭りは、2時半に終わりました。

 出かけたほうは一生懸命やって満足、参加した方々は手作りでできた自分たちの輪に満足。互いの間を取り持ってくださった草野君は、「雰囲気いいっすね~」。皆様のご支援をたくさんいただき、人の輪を作るお手伝いに出かけられました。四倉・鬼越仮設の班長さん、鈴木光子さんから、帰る間際、「ここの人間関係はやりやすくなります。ありがとう」との挨拶がありました。
  この支援の様子を小松崎栄一さんがYouTubeにアップしてくださいました。

 和やかで互いの感謝にあふれた、海辺の小さな夏祭りをご覧くださいますよう、お願いいたします。6月に光源寺隊が届けた飲料水は、この仮設の方々が初めてもらった支援物資とのことです。この先を見守って応援していきたいと思います。
 帰路、草野さんに壊滅状態の「豊間・薄磯地区」を案内していただきました。遠くから波がくだけて押し寄せる、少し怖い海でした。 
 
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TEL/FAX:03-3821-1188
〒113-0023 東京都文京区向丘2-38-22
駒込大観音 光源寺
島田 富士子
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ふくしまを感じて考えるスタディーツアー スタ☆ふく

「ふくしまを感じて考えるスタディーツアー スタ☆ふく」
HP http://watalucky.com/jasp/tour/

本スタディーツアーを企画するJASP福島はJASPの福島支部です。

JASPは2012年3月、福島大学の学生が中心となって結成された学生団体です。「福島を風化させたくない」「福島に関心を持ってほしい、知ってほしい」という想いで全国の学生とともに「日本一周たすきリレーと「復興・鎮魂イベント」を行いました。3.11には全国から150人近くの学生と、約13千人の観客を動員しました。

福島を感じて考えるスタディーツアー「スタ☆ふく」は、テーマと場所の異なる3つのツアーに分かれています。

【水産・漁業】(いわき市) ・8月18‐19日(7月27日7月31日17時募集〆切) 
【観光】(喜多方市)・・・・9月1‐2日(8月10日募集〆切)
【農業】(二本松市)・・・・9月8‐9日(8月17日募集〆切)

いずれも1泊2日のツアーです。最少催行人数30名、募集人数各35名です。

対象は県内外問わず18歳以上の学生・社会人です。
福島に少しでも関心を寄せる若者ならどなたでも参加OKです。

各ツアーとも地元の方々との交流を大切にし、その地域の現状がわかるようなプログラムになっています。
最後にはワークショップの時間を長めに設け、現地の一助となるようなアイデアの創出を試みます。

旅行企画・実施:福島交通観光(株)
共同企画:JASP福島

お申し込み・お問い合わせ:福島交通観光
http://www.fkk21.com/vw/d.php?id=1765(オンライン、メール、電話)
電話:024-531-8950
【営業時間(年末年始を除く)】月~金曜日:9:00~17:40 土曜日:9:00~17:25

【募集】2012年 8/4~5、被災地の夏祭りの応援・お手伝い(締切7/22)

8月5日に開催する「北いわき・四倉仮設住宅で夏祭り」のお手伝いを募集します! (車の運転できる方1名を含む3~5名)
準備の都合で、申し込み締め切りは7月22日(日)。お手伝いしてくださる方は光源寺までご連絡ください。
TEL/FAX:03-3821-1188
 
ちょうど夏休みの方、いままで被災地に行けなかった方、被災した方々の笑顔に会いたい方、どうぞお手伝いをお願いいたします。いわきで1泊し、翌日朝から準備。11時開催の昼の、夏祭りです。
四倉高校避難所以来、支援とお付き合いが続く方々が、被災以来初めての「自分たちの夏祭り」がしたいとのことです。それで「応援します!」となりました。
現在、10名ほどの方が手をあげてくださっていますが、車をもう1台増やして行きたいと思います。

先日、光源寺でのほおずき市では、四倉と久之浜から被災者の方々がお手伝いに来てくださいました。相互に行き来がはじまり、繋がりを実感できる、嬉しいやりとりです。

◎日程 
8月4日(土) 朝8時半・光源寺出発(久ノ浜経由四倉仮設住宅へ荷下ろし),15時頃・仮設住宅の全員が出迎え、打ち合わせ,いわき泊(公共の宿・温泉)
8月5日(日) 9時頃・準備開始・11時開催, 16時前撤収終了・19時頃光源寺着

この仮設住宅は半年ほど前に四倉に建てられました。原発で避難している広野町の住民が8割以上。地元の四倉の住民が32世帯です。当初は広野の人のための仮設として計画され、四倉の被災者は役場に何度も交渉に行って32世帯分を確保した経緯があります。
いわき市では原発の避難地域の住民はどちらかというと手厚くもてなされており、行政からの配布物資は優先して配られます。行列の場合は、広野町の後に並ぶように指示がありました。そんなこんなで、避難所にいたときは30Kに至近距離のため、物資は届かず、仮設では30K圏外のため東電からの補償は得られません。2つの町の住民は融合して、祭りを行うことができません。

当日は、ほおずき市の機材から、焼きそば、焼き鳥、かき氷、テント5張り、祭りの提灯などを提供します。みんなで「ラッキー焼きそば」を焼きます。仮設の方々が太鼓をたたいで盆踊り、かつおをさばいてバーベキュー。笑って、踊ってのお手伝いとなります。

宿泊費、食材費、往復の交通費などは、皆様からのご支援金と、「ほおずき千成り市」での売り上げ金、光源寺の寄付金を使わせていただきたく、ご理解をお願いいたします。出かける人は、出かけられない人の思いを積んで、引き続きみんなで支援をしていきましょう!

島田 富士子

2012年 7月9日(月),10日(火)は大観音光源寺のほおずき千成り市

7月9日(月)、10日(火)は大観音光源寺のほおずき千成り市です。
14:00~20:00 ※20:30ごろまでやって ます。雨天決行
会場は大観音光源寺 文京区向丘2-38-22[地図] Tel 03-3821-1188
【交通のご案内】
東京メトロ南北線「本駒込」駅1番出口より徒歩3分
東京メトロ千代田線「千駄木」駅 1番出口 団子坂上がり徒歩10分
都営三田線「白山」駅より徒歩8分
地図 http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=10037

「ほおずき千成り市」は、観音さまの縁日です。
縁日の起源は浅草浅草寺のほおずき市と同じで、 この縁日の期間にお参りすると四万六千日分(≒126年!)の御利益を得られるというありがたい日によるものです。

しかし光源寺のほおずき千成り市では、もう一つの目的として、縁日で使うテントや調理器具は 災害の際の避難場所や炊き出しの道具として 使えるのではないか。
この縁日で培った近所同士の団結力は、万が一の災害の時に大きく生きるのではないか、という思いがあります。

昨年起きた東日本大震災では、調理器具を使用し、仲間で集まり、被災地に届けるため数千個のおにぎりをつくりました。地域の方でなくても、訪れていただいた方々に何か人の温かさのようなものを感じてもらいたい、それが一番伝えたいことです。ぜひ、お出かけください。

四万六千日供養・防災訓練・奉納パフォーマンスのスケジュールなどはこちらをご覧ください。http://ameblo.jp/hoozuki-sennari

谷根千工房では福島の声を届け、これからの生き方と未来を探る支援型雑誌「J-oneジーワン」(現在3号まで、定価500円)を販売します。この雑誌はほおずき千成」り市に先行して、道灌山下の古書ほうろうでも発売中です。ぜひ、手に取ってください。「J-one」の詳細はこちらです。http://www.j-one21.jp/

また、千駄木のブリックワンの熊谷乃理子さんを中心とした【ふくしま・いわき・応援隊 FIO ブース】や、気仙沼支援ブースもあります。
ぜひお出かけください。

【報告】2011年12/24~2012年4/26にお預かりした救援金カンパと支援支出+【お知らせ】

震災から14ヵ月にたちました。
東京新聞などを読むと被災地の状況や原発関連の記事が丁寧に取材されているように思いますが、報道全体を見渡すと、被災地の細かな様子に触れる機会が減っていることを感じます。
わたしたちは忘れることなく、細く長く必要する支援を続けていきたいと思います。

【報告1】2011年12/24~2012年4/26にお預かりした救援金カンパは 366,645円 です。
そのほか、要請のあった米・みかん・野菜・ジュースなどの食料もたくさんいただきました。

神田さん、渡辺さん、服部さん、陶山さん、岩崎さん、鹿川さん、滝田さん、金子さん、山崎さん、唐澤さん、松本さん、小林さん、田口さん、倉田さん、松尾さん、谷中草庵さん、下重さん、渡部さん、恩田さん、森田さん、菊池さん、内澤さん、二見さん、JAZZ喫茶映画館さん、佐藤さん・権藤さんの「音の寺子屋」、けんこう蔵部の「谷根千餅つき会」、菊池さん友人の森田さんが声かけをしてくださった「フクシマを忘れないための花見」の方々ほか、本当にありがとうございました。
毎月決めたカンパをくださる方もたくさんあり、頭が下がります。

【報告2】2011年12/24~2012年4/26の支援金支出は 249,996円です。
この支出の多くは、福島県いわき市四倉高校避難所でつながった方々にお渡ししています。

交流をつないでくださっているのは、若いお母さんたちのつくったチーム「きずな」で、仮設以外の場所に居を移した60所帯と繋がっています。自治体の用意した仮設住宅以外のための情報の不足、買い物の不自由があり、冬の間に体調を壊した方も多くあります。
3月5日に車2台で支援金と食料、物資を届けた折に、「いわきの方々の生活には深刻な停滞と原発への危機感がありました」という感想を、光源寺の島田冨士子さんが報告しています。
そのほか、菊地京子さんたちのいわき市での県民健康管理調査問診票の記入支援、ブリックワンの熊谷乃理子さんたちのコンサートなど、さまざま支援や、見聞してきた被災地の様子、谷根千地域に住む私たちの考えなどは、谷根千震災字報に随時掲載していきます。ぜひお読みいただき、ご意見もぜひお寄せください。https://311.yanesen.org/

【お知らせ1】月1回の原発映画+交流カフェが谷中で行われます。
これは「3.12を忘れない~映画で見る・知る・感じる原発~」と題して、「原発」都民投票/東京ひがし(原発稼動の是非を問う都民投票を実現するために集まった文京区・台東区・帰宅などの近隣有志の会)が主催しています。
5月12日(土)18:00~21:00 会場は「谷中の家」(台東区谷中3-17-11 西川宅 090-9492-0075)
詳細はこちらをご覧ください。http://www.yanesen.net/topics/detail.html?id=508

【お知らせ2】重複しますが、2011年の光源寺を中心とした支援活動を小松崎栄一さんが映像で報告してくれています。
まだご覧になっていない方はこちらで見ることができます。 https://311.yanesen.org/archives/823

日本ナショナルトラストの文化財救援プロジェクト「故郷のたね」

千駄木安田邸を所有している日本ナショナルトラストでは『故郷のたね」という文化財救援プロジェクトを立ち上げ募金を進めています。すでに3300万円が集まり、今年の支援先が決まりました

谷根千地区の方々も東北の復興の核となる文化財の修復に協力よろしくお願いします。

神田神保町の洋食店ヴェジタリアンPARTⅡより物資の支援/山崎範子

千代田区神田神保町の洋食店ヴェジタリアンPARTⅡより、閉店のため厨房設備と道具や食器を石巻の熊谷産業に持って行きました。物資支援です。

3月29日(木)午前9時過ぎに到着予定。
・厨房道具
・食器
・テーブル
・椅子
ヴェジタリアンPARTⅡオーナーの和田久生さんの運転で山崎範子が同乗します。

4月4日(水) 午前10時ごろに到着の予定で運ぶもの。
・大型業務用冷凍冷蔵庫
・コールドテーブル
・5口のガス台、オーブン2付
・ワインセラー
・製氷機
・食器洗浄機

石巻の周縁地で洋食屋さんができるといいですね。

2012年2月3日~6日 いわき市久之浜町での記録・記入支援活動の報告 / 菊池京子

去る2月3日~6日までの4日間、久ノ浜と平で、現地在住の方に、2011年3月から7月までの行動を記録するお手伝いと、それを元に県民健康管理調査問診票に記入するお手伝いをしてきました。
ご報告が遅くなりましたが、この活動とそれ以降、2月いっぱいの模様を記します。

3日 久之浜公民館 2名(60歳女性、60歳女性)
4日 久之浜浜風商工会  2名(50代女性、30代女性)
5日 久之浜公民館 0名
6日 平(いわき駅前)1名(40代女性)
合計5名様のお手伝いをさせていただきました。 続きを読む