3月11日に向けて、久之浜に献花を ~お花を集めます~

谷根千・駒込・光源寺隊が応援を続けてきた「北いわき再生発展プロジェクト」。
サイトでは、3月11日に久之浜を飾る献花を募集しています。
「北いわき再生発展プロジェクト」で検索していただければ、送り方、主催、送り先、お問い合わせ先が分かります。
以下は「北いわき再生発展プロジェクト」の若いボランティアたちの兄貴的存在ともいえる、通称金造さんからのメッセージです。
庭に咲いているお花、花屋さんから送るお花、久之浜に送りたいと思う方は、どうかご協力をお願いします。

☆☆
あの日から1年。
全国でも様々な追悼イベントなどが行われるようですが、
ここ久之浜・大久地区では、津波被害の大きい沿岸部を献花で飾ろうとしています。
それも、ただわたし達が買い集めて用意するお花ではなく、
久之浜を想って下さる皆さんのお気持ちを少しずつ集めて、
献花という形にできないかと考えています。
そこで、お花を集めています。
いわき市内外、全国にいる皆さんにご協力して頂けたら幸いです。
献花は3月11日、いわき市久之浜海岸にておこなわれます。
献花についての詳細、お花の送り方などは、メンバー金成のブログをご覧下さい。
Seiji Loves IWAKI
1本でも多くのお花で海岸を飾りたい。
一人でも多くの方の、暖かいお気持ちを届けたい。
皆さんのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
☆☆

送り先 
〒979-0337 いわき市大久町小久字山口4-4
千日紅の会 代表 小島悦子

電話問い合わせ
阿部 恒代 090-5835-2151
鈴木 京子 080-6007-3370
小島 悦子 080-6057-1109

メール問い合わせ
hisanohama_sennichikou@yahoo.co.jp 担当:金造

(記事・菊池京子)

谷根千・駒込・光源寺隊 2012年 1月12~14日 いわきでの情報収集と交渉等の活動報告 / 菊池京子

谷根千・駒込・光源寺隊として活動をともにしてきた、舞踊家でアトリエ・ノ・マド主催の熊谷乃理子さんと、1月12日、13日、14日は菊池1人で、いわき市内の各所を訪ねました。

◎12日 午後  久ノ浜へ
久ノ浜商工会議所
久ノ浜第一小学校の校庭に、プレハブで昨年オープンした「浜風商店街」の中にある、久ノ浜商工会議所に根本真一主査を訪ねました。
熊谷さんら、音楽と踊りの方々が企画している3月30日~4月1日にかけての古楽器のオルガンとダンスのパフォーマンスイベントの打ち合わせに同行し、イベントと同時に県民健康管理調査の記録&記入支援が開催できないか、主査の根本信一さんに打診しました。
3月末を待たずに、2月4日、豆まきのイベントがあるので、その日、イベント会場の一画に、記録&記入支援のコーナーを設けていただけることになりました。

久ノ浜公民館
上記と同じ、年度末のイベントの会場下見に同行し、館長の門馬英明さんに、記録&記入支援会の開催を呼びかけました。趣旨に大いに賛同していただけ、2月3日~6日に、公民館で確定申告の説明会があるので、館内の一画に記録&記入支援のコーナーを設けていただけることになりました。
商工会議所と同様、年度末になる前に、開催することができることになりました。

上記の2つの会については、近々開催の告知チラシポスターをお送りし、希望者を募る予定です。
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石巻・尾の崎地区復興支援★谷根千牡蛎祭 報告 / 森まゆみ

坂下お母さんの牡蛎むき指南2011年12月12日、谷中・カフェコパンで北上川河口の長面浦で牡蛎の養殖と民宿のんびり村を営む坂下さん夫妻をお招きして開かれた牡蛎祭には延べ70人の方がきてくださいました。バンに牡蛎を700も積んできてもらい、生ガキ、蒸しガキ、グラタン、フライをワインやビールで堪能しながら、津波によって田んぼや松林が流され、大川小学校はじめたくさんの住民がながされた北上川河口の現状をうかがいました。米農家の大内さん、渡辺さん、茅葺き屋根を葺く熊谷さんなども北上から駆けつけてくださいました。外では米や牡蛎の販売も行いました。会場のキャパでおはいりになれなかった方、申しわけありませんでした。参加された方からの感想です。

のんびり村には、熊谷さんに以前、連れてってもらって、ご無事かどうか心配していたのですが、偶然、NHKで再建を決めるドキュメンタリーを見てて、まさか昨日、お会いできるとは思いませんでした。(山本玲子さん)

私なりに石巻のために出来ることを考えていた矢先、ノマドの熊谷さんからこのイベントの話を聞きました。坂下さんご夫婦始め、石巻で頑張っている方々と接して、私も頑張らなきゃいけないと強く感じました。そして、今の私にできる事は、自分の家族が普通の生活ができるようにお手伝いする事と両親に心配をかけないように生きる事なのではないかと思います。(石巻出身・櫻井ことのさん)

先日は思いがけず、楽しい会に参加させていただいてどうもありがとうございました。今回の震災に限ったことではないのでしょうが、やはり現地の人のナマの声を聞くのは大事なことだとつくづく思いました。(横山勝さん)

実際に津波に遭われた方のお話を聞くと、テレビで見聞きするのとはまったく違う迫力を感じます。被災地に行ったらもっとすごいのでしょう。牡蠣やお餅はとてもおいしかったです。やはり、牡蠣剥き名人のおかみさんがおっしゃるように、海の水がとてもきれいなのでしょう。牡蠣や、お雑煮のモズクから匂う磯の香りがそれを物語っていました。石巻から片道五時間の道のり、とお聞きしました。お疲れが出なければ良いのですが…皆様のご健康を祈らずにはいられません。(津田篤太郎さん)

牡蠣づくしを堪能させていただいて、また、いろいろなお話を伺う機会をつくっていただいて、本当にありがとうございました。少しでも、石巻のお役にたてるようでしたらうれしいです。(山田智子さん)

道行く人も興味を持ってというわけで牡蛎代など諸経費をのぞいても、83,352円の復興支援金がでました。これは北上川河口域活き倶楽部に送ります。調理や接待に協力してくださった川本眞理さん、中濱潤子さん、浅田やすおさんはじめ強力助っ人のみなさん、お宿をつとめてくださった千駄木ノマドの熊谷さん、場所を貸してくださったカフェ・コパンさん、本当にお世話になりました。

【収入】合計 199,100円     
 1回目 56,000円
 2回目 46,000円
 3回目 74,300円
 外売り 10,400円
 残りの後日販売 12,400円
 カンパ 2,000円

【支出】 117,748円
 牡蠣 48,000円
 車代 10.000円
 料理食材 14,464円
 酒・飲み物 37,642円
 場所代 5,000円
 ほか備品 2,642円   (会計仰木ひろみ)

東京新聞がこの会を報じ、たくさんの牡蛎の注文があったそうです。ただ現地はまだインフラもなく、坂下夫妻は石巻市内のアパートから一時間かけて筏まで通っている状態、なかなか注文に応じきれず、かえって坂下さんたちを疲れさせてしまったかも。
域活き倶楽部のホームページをご覧ください。 石巻で活動する北上川河口・域活き「イキイキ」倶楽部

【配信】光源寺隊の震災支援活動報告2011

小松崎栄一さんが、これまでの支援活動をまとめた動画を制作してくださいました。
3月~12月まで、それぞれの方の励ましによって、実にお多くのお手伝いができました。
模索しながら継続してゆく姿が感じられます。ぜひご覧ください。

「光源寺隊の震災支援活動報告2011」

小松崎さんのYouTubeページ

【報告】2011年9/11~12/23にお預かりした救援金カンパと支援支出

新しい年を迎えました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

震災からまもなく10ヵ月になります。光源寺でおにぎりを握ったことから始まった被災地との交流は、形を変えながら続いています。 続きを読む

夏から秋、初冬にかけて、「谷根千・駒込・光源寺隊」並びに「文京・福島県健康調査記入支援グループ」として行った記入支援の全模様

報告【県民健康管理調査 基本調査問診票の記入支援】 ~夏から秋、初冬にかけて、「谷根千・駒込・光源寺隊」並びに「文京・福島県健康調査記入支援グループ」として行った記入支援の全模様~
(報告=谷根千・駒込・光源寺隊 菊池京子)

9月28日に谷根千震災字報において福島県の「県民健康管理調査基本調査問診票」の記入支援マニュアルの公開(公開窓口=文京区社会福祉協議会)をお知らせしましたが、このマニュアルとそれを使った記入支援に関して、夏にさかのぼって11月末までの活動の模様を、以下のとおりご報告します。
最新の情報は11月30日ですが、11月23日東京新聞朝刊の「問診票記入 お手伝い」という記事をご覧いただければ活動の要点がお分かりいただけます(パソコンでの検索=東京新聞 11月23日 県民健康管理調査)。
なお、問診票本体は福島県のHPで、文京での支援活動として公開しているマニュアルは、9月末から文京区社会福祉協議会のHPで、ご覧いただけます。
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【募集・車&運転手】いわきへ物資を運びます。

寒くなってきました。お寄せいただいているコタツなどの冬物物資を、要請のあるいわきへ運びます。

12月10日までに、車の提供+運転をしてくださる方を募集しています。出発日は、運転手の方の都合に合わせて決める予定です。日帰りです。車2台で行くことができれば、とても助かります。

手を挙げてくださる方は、光源寺までご連絡ください。
TEL/FAX:03-3821-1188

石巻市河北町尾の崎復興支援・谷根千牡蛎祭 / 森まゆみ

12月12日(月) 、おなじみ谷中カフェコパンをお借りして牡蛎祭をします。3・11でいちばん人的被害があった石巻市。死者、行方不明会あわせて5000人以上。私はそのなかでも北上川河口の旧北上町、河北町へほぼ毎月出かけています。

北上町には茅葺き屋根の熊谷産業があり、そこで預かっていた東京駅の被災スレートを屋根にのせることに成功しました。いまは熊谷さんが大手プレハブ会社だけがもうかる仮設住宅でなく、国産材による在来工法により、被災者がずっと住める、地元工務店にお金が落ちる本格住宅つくりを記録しています。また対岸の大川小学校で沢山の子どもが亡くなったことから、地元の親たちの「五感を研ぎ澄ます自然教育の学校がほしい」という願いに応え、秋丸という里山で馬の世話をしながら、米や野菜を育てるフリースクールの計画も準備しています。

対岸の河北町には昔からお付き合いのある坂下健さん、清子さん夫婦がいます。健さんは長面浦で牡蛎の養殖や漁業をしています。清子さんは民宿のんびり村の村長で、全国農家民宿お母さん百選に一番先に選ばれた人。しかし3・11で家は全壊、命からがら高台のお寺に逃げました。集落のほとんどはこの寺に逃げて助かりました。帰ってこなかったのは大川小学校へ通っていた子どもだけです。

健さんは今年の牡蛎もどうにか育てました。地震や津波があっても身分を保障されている公務員とちがい、また解雇されても失業手当が出る会社員とも違い、漁師は魚が捕れなければ、牡蛎が売れなければ生活をしていくことができません。それで12月12日にとびきりおいしい牡蠣とともにお招きして励まそうということになりました。(注意深く50歳以上、あるいは覚悟のある方に限ります)

3時頃から出入り自由で牡蠣やその外、おいしいものを食べ、坂下さんのはなしを聞いたり、わたしたちの思いを伝えたりします。会費は3000円くらいかな(牡蛎は殻つきで原価百円)。

これは最初のメールです。参加申し込みは kobo@yanesen.com へ。