2013年7月15日(海の日) いわき復興プロジェクト「千の凧に乗って」のお知らせ ~薄磯海岸に揚がる千の凧に祈りを乗せて

「千の凧に乗って」は、支援復興プロジェクトとして、今年3月10日にいわき市薄磯海岸にて開催され、東日本大震災の犠牲者の慰霊として地元の人達に感動を呼び起こしました。

この凧揚げを、7月15日(月・海の日)、同じ薄磯海岸で再び開催することになりま した。(主催=いわき桜会:首都圏に在住するいわき出身者で構成するいわき応援の一般社団法人)

犠牲者の御霊安かれの祈りと、震災復興への希望、原発事故の収束と事故被害への適切な対応が一日も早く行われるようにとの願いを乗せて、たくさんの凧がいわきの青い海と空のあわいを舞いますように。地元の方はもちろん、全国各地からのご参加をお待ちしています。

主な予定は以下のとおりですが、詳細と開催場所は添付のチラシをご覧ください。

◎開催日:平成25 年7月15日10:00~(詳細はチラシ参照)
◎開催場所:いわき市平薄磯海岸
◎参加ご希望の方は、事前にお申し込みください。(詳細はチラシ裏面参照)
◎事前の「凧作り教室」:7月6日(土) 9;00~15:00(いわき市内郷コミュニティセンター)
※凧作り教室に参加できない方には、7月15日当日に作り方の指導をいたします。
◎他に「千の凧記念植樹事業」を通年、いわき市夏井地区を想定して行う予定です。

A4チラシ表面(PDF) / A4チラシ裏面(PDF)

【報告】支援でお届けした着物の行方・様子がわかりました

飯舘村から避難しておられる方々の「カーネーションの会」に着物をつなげ、活用していただきました。

 去る4月26日、いわき桜会の斎藤さんから託されていたたくさんの着物を整理して、福島市松川工業団地の仮設団地を拠点とする「カーネーションの会」(飯舘村から避難されている方々が中心となっている裁縫の会)に衣装ケース2箱分をお送りしたことは、以前にご報告したとおりです。
その頃、会の取りまとめをしておられる佐野ハツエさんが体調不良とのことでしたので、送った後は確認のハガキを差し上げる程度で催促がましい連絡は控えていました。
しかし、到着の連絡がないままひと月以上も経ったので、確認の電話をしてみると、うまく佐野さんが捉まり様子をうかがえました。
連休を挟んだ時期、不調と多忙で佐野さんはほとんど活動を休んでおられたそうで、荷の受け取りや仕分けは他の方がやってくださっていたとのことでした。着物の活用の様子もがうかがうことができました。
届いてすぐに荷は開けられて、可能なものは二部式の着物や作務衣風の二部式の「までい着」に、他は小物の材料にと分類。「までい着」を縫える方は4名、小物を縫う方は約20名で、それぞれの用途と担当に分けて手渡され、すでに製品になったものも多数と、うれしい驚きの話です。
「いいものばかり入っていたと皆喜んでいました」と佐野さん。すでに十分に活用されたと聞き、飯舘の方のお役に立ったと同時に、託された責任を果たせて、こちらも安堵しました。
「カーネーションの会」は、いくつかのデパートで年に何度も販売会を行っている他、羽田空港のお土産売店のコーナーで常設販売、アメリカでの和小物の要請に応じるなど、最近では復興の手仕事・趣味という枠を超えて、仕事と収入となる引き合いだそうです。
それだけに製品の作成には厳しいものがあると推察されます。
 谷根千・駒込・光源寺隊として着物をつなぎたいという申し出をした4月当初から、7月9日、10日と文京区の光源寺で開かれる「千成ほうずき市」の福島・東北支援ブースに出品はいかがかと打診してきたので、そのことも確認すると、カーネーションの会には販売先から100個、1000個の単位で納品要請があり、その製作に追われている由。「せっかく材料をいただきながら本当に申し訳ありませんが、今回は残念ながら出品には応じられない状態です」と、大変恐縮したお答えをいただきました。
 しかし、「良い材料をいい状態で寄せていただき、皆とても感謝しています。皆様にくれぐれもよろしくお礼を申し上げてください」と、佐野さんから伝言を預かりましたので、皆様にお届けします。
作品を近々目や手にすることはできませんが(興味のある方は羽田空港の売店やデパートの即売会でどうぞ)、ささやかでも飯舘の方々が新たな生業を確立していく一助となれたことは、谷根千・駒込・光源寺隊、ふくしま・いわき・応援団、いわき桜会にとって、とてもうれしいことだと思います。
 今後また機会があれば、カーネーションの会のみならず、飯舘村の避難者の方々ともつながりを作っていければよいなと思っています。
ご協力いただいた皆様に、今回の「着物プロジェクト」の結果を、以上、ご報告させていただきます。

(2013年6月6日/谷根千・駒込・光源寺隊/菊池きょうこ)

【募集】おちゃっぺ米の水耕栽培、してみませんか / 申し込み締め切り2013年5月21日(火)17時

昨年から谷根千・駒込・光源寺隊、ふくしま・いわき・応援団が販売のお手伝いをしている、双葉から埼玉に避難しておられる方々がつくっている「おちゃっぺ米」(品種:彩のかがやき)ですが、お米を作っておられる北原保洋さんから「バケツでお米の水耕栽培をしてみませんか」というお誘いがありました。

バケツに培養土を入れて種まきをした状態か芽の出た状態で、5月25日、光源寺に届けてくださいます。あとは水やり、後日の施肥、草取りなどの管理が必要ですが、当日、後日にわたり、北原さんに指導をいただくことも可能です。

以下の条件付きですが、稲の栽培をしてみたい…子どもと稲の成長観察をしたい…など、責任をもってお米を育てられる方を若干名募ります。費用は無料です。

◎ お米の水耕栽培に適した環境があること(蛇口の近くに置けるなど、水やり水流しが自由にできる環境が必要です。蚊の発生を防ぐためにも、しばしば水を流すことが必要になります)。
◎ 5月25日10時~12時の間に、確実に光源寺に取りに来られる。土が入っているので多少重いです。
◎ ご希望の方は、5月21日17時までに gm9k-kkc@asahi-net.or.jp か 電話 080 6504 7442(菊池)までご連絡ください。

(谷根千・駒込・光源寺隊 菊池京子)

「フタバから遠く離れて」の上映会場で「おちゃっぺ米」2度目の販売をしました。 (ふくしま・いわき・応援団/菊池京子)

昨年の11月24日(土)に引き続き、ドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」の上映会場で、双葉町からさいたま市に避難されている北原保洋さん、木幡敏郎さん、山田和夫さんやそのご家族が作られたお米「おちゃっぺ米」(品種:彩のかがやき)を販売しました。

4月6日(土)、台東区の「谷中の家」で行われた〈月一原発映画祭〉では、「フタバから遠く離れて」が午後2回上映され、各回30人を上回る観客で満員となりました。遠路からの来場者も多数で、上映の合間には、舩橋淳監督のトークと監督を囲んでの交流会が開かれ、双葉町や福島県の現状、原発、放射能、避難生活などにまつわる意見交換が活発になされました。

ふくしま・いわき・応援団では今回もこの上映会場で、3合300円に小分けした「おちゃっぺ米」を販売しました。

先立つ4月4日(木)には、向丘の光源寺まで北原さんが運んでくださった30㎏のお米を、谷根千・駒込・光源寺隊やいわき桜会に募ったボランティア7名で、小分けや会場搬入の作業をしました。福島県出身の方の中学生のお嬢さんも参加してくれました。当日、46袋用意したお米は観客の方々だけでなく上映会スタッフにもお買い上げいただき、ほぼ3分の2が、翌日も残り3分の1が関係者にと、完売しました。

来場者は上映前後に「おちゃっぺ米」が栽培され刈り入れされる様子を綴った写真パネルを興味を持って見たり、注文用紙を持ち帰ったりしていまた。

また、このコーナーに並べて置いた「福島人権宣言」(2012年12月20日策定)にも、賛同の署名を多数いただきました。この場を借りて、お買い上げいただいた方、署名をして下さった方、準備作業に参加してくださった方々に、お礼を申します。ありがとうございました。

ふくしま・いわき・応援団は今後も「おちゃっぺ米」を通じて、双葉町から避難されている方々への応援を続け、活動の様子は随時〈谷根千ねっと〉の中の〈谷根千震災字報〉に載せていく予定です。

映画の上映は今後も各地で予定されており、上映会やイベントなどで「おちゃっぺ米」を販売したいという方には、販売時の説明用展示パネルなど(ふくしま・いわき・応援団が作成)をお貸しできます。ご相談、ご連絡は以下までお願いします。
問い合わせ先〈菊池:gm9k-kkc@asahi-net.or.jp 080 6504 7442〉

◎「フタバから遠く離れて」http://nuclearnation.jp/jp/
◎〈月一原発映画祭 http://www.jtgt.info/?q=taxonomy/term/1
◎ 「福島人権宣言」 http://home.v05.itscom.net/ans-law/nomuralaw/ren_quan_xuan_yan.html

【募集】2013/4/4(木)14時~16時「おちゃっぺ米」小分け作業のお手伝い & 2013/4/6(土)販売のお手伝い

「おちゃっぺ米」をまた売ります。小分け作業のお手伝いをしてくださる方販売当日のお手伝いをしてくださる方を募ります。

昨年11月に、谷中~千駄木~白山をリレーして上映された映画「フタバから遠く離れて」が、谷中の「月1原発映画祭」(4/6 土)で再び上映されます。谷根千・駒込・光源寺隊、ふくしま・いわき・応援団は、前回上映会場で販売した「おちゃっぺ米」を今回も販売します。

その準備として、4月4日(木)の午後4時から6時ごろにかけて、お米の小分け袋詰め作業を行います。また、上映会当日の販売をお手伝いいただける方も募っています。どちらも、ご都合の良い短い時間でも構いません、お手伝いいただける方、ご協力をお願いいたします。「おちゃっぺ米」の販売が、震災や原発事故での避難者の応援につながり、谷根千・駒込・光源寺隊やふくしま・いわき・応援団の活動を知っていただく機会になれば幸いです。

なお、4日は、さいたま市から「おちゃっぺ米」の生産者・北原保洋さん(福島県双葉町から旧騎西高校に避難後、現在さいたま市在住)がお米を運んで来てくださいます。わずかでもお話をうかがえればと願っています。

《袋詰め作業》
◎ 日時:4月4日(木) 午後4時~6時ごろまで(作業完了次第終了)
◎ 場所:光源寺蓮華堂(文京区向丘2-38―22)

《月1原発映画祭》
◎ 日時:4月6日(土) 10:30ごろ~18:00 (都合の良いお時間をご相談ください)
◎ 場所:谷中の家 (台東区谷中3-17-11)
◎ 詳細はこちらへ。 http://www.jtgt.info/?q=taxonomy/term/1

※ 前回の販売の詳細は「谷根千ねっと~谷根千震災字報」でご覧いただけます。( http://www.yanesen.net/
◎ 問合せ・連絡先 菊池 080 6504 7442

谷根千・駒込・光源寺隊 はがきプロジェクト

被災地の方々と避難している方々に、
「お元気ですか?案じています、忘れてませんよ」のメッセージ!
3月11日に向けて約150枚のカードを書きました。

3月5日、6日の2日間、谷根千・駒込・光源寺隊は、光源寺蓮華堂において「はがきプロジェクト」として「お元気ですか?忘れてませんよ」のメッセージはがき書きを行いました。あて先は、2011年3月11日の東日本大震災後からこれまで、谷根千・駒込・光源寺隊が支援や応援をしてきた福島県や宮城県の方々を中心に、被災地からの避難者にも及びました。また、谷根千・駒込・光源寺隊の活動を各地でサポートしてくださった方や情報交換などをし合って来た方々や団体などなどにも送るように考えました。

震災から2年、被災者はもちろんのこと、支援に当たってきた人たちにも心身の疲れが出てきているとしばしば報道されるこのごろですが、実際に先月、菊池がいわき市街から四倉、久之浜を訪ねたときの現地の方々の様子も、報道と大きくは違わないものがありました。訪問をとても喜んでいただけたと同時に、これまでがんばってお元気そうにしていた方にこそ、表情にかげりや疲れがうかがえたり、自らも被災者でありながら被災者の支援を行って来た方々などにも、支援疲れのようなものを感じたり。その実感から、今回のプロジェクトを提案、計画したものです。

カードは約150枚作成しましたが、2日間で書ききれなかった分は何人かが分担して持ち帰り、その翌日にはさらにそれらを分担してくださる方が現れるなど、5日から8日までの間に全16名、のべ23名の方の手ではがきやカードを書き上げました。これらは、震災から2年目の3月11日には受け手のお手元に届くように手配をしました。

今回ペンを執ってくださった方の中の多くが、はがきの受け手を直接には知らない…、という関係ではありますが、谷根千・駒込・光源寺隊の活動の最初であるおにぎり握りから参加したり、現地でのき炊き出しや夏祭りの出前などに参加したり、幾度も物資提供をしてくださったり、また支援金・活動費を寄せてくださったりなどなど、それぞれの形で谷根千・駒込・光源寺隊に参加し共に活動し、応援し、支えてくださった方々ばかりです。

2年間、谷根千震災字報に掲載している折々の報告も読んでいただいているので、「お元気ですか?案じています、忘れていませんよ」の心をそれぞれがそれぞれなりにイラストや文章に込めて、はがきやカードが書きあがりました。使用したはがきは、基本的に官製はがきを使いました。このはがきは、2011年に行った「はがき作戦」に賛同した大勢の方から寄せられた、書き損じの〈反故はがき〉を官製はがきに交換して用意したものです。

「はがき作戦」は2011年初夏、避難所の閉鎖でばらばらになってしまう方々とつながるために始めたもので、この時は往復はがきを用いましたが、残念ながら返信数は数通と多くはありませんでした。しかし、この時の数通が、これまでのさまざまなつながりの元ともなり、大事なパイプの一つとなっています。

今回、震災2年目を機に再び「はがき作戦」を行えたのは、この時から反故はがきが継続して寄せられたからにほかなりません。この場を借りて、反故はがきでご協力くださった皆さまに心からお礼を申し上げます。また、今回はがきメッセージを書いてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

なお、5日には東京新聞の取材が入り、その模様が同新聞6日の朝刊に載りました。
以上、ご報告します。

〈菊池京子〉

『久之浜・大久地区 花供養2013』 のお知らせ : 千日紅の会

池本英子さんから昨年も行われた花供養の会が今年も開かれるとお知らせをいただきました。

『久之浜・大久地区 花供養2013』 のお知らせ : 千日紅の会

時間がせまってのお知らせですが、今年も千日紅の会の小島悦子さんから久之浜での花供養のお知らせが届いています。
今年は、千日紅の会としてだけではなくて久之浜大久保地区として花供養をなさるとのことです。

私は、大塚モスクのお手伝いで双葉町の方の避難所、騎西高校に炊き出しを続けています。今も137名の方が高校の教室で暮らしています。調理場は使用禁止で部屋で温める器具のみです。高齢者の方々が多くてお話することが楽しいとおっしゃってくださいます。

池本英子

2013年3月11日に向けて 谷根千・駒込・光源寺隊 はがきプロジェクト

被災地の方々と避難している方々に、「お元気ですか?案じています、忘れてませんよ」のメッセージを送ろう

◎日時: 3月5日(火) 16:00~20:00
◎場所:光源寺蓮華堂(文京区向丘2-38-22 最寄り駅:地下鉄南北線本駒込、都営三田線白山、地下鉄千代田線千駄木  電話03-3821-1188)
◎用意するもの:官製はがきは谷根千・駒込・光源寺隊が用意します。筆記用具も最低限は用意しますが、彩色用具やシール、カードなど、各自工夫があれば大歓迎!ご持参ください。カードや私製ハガキの切手代は谷根千・駒込・光源寺隊が負担します。あて先の名簿は当日用意しますので、分担して、みんなで和やかにメッセージはがきを書きましょう。差し入れも歓迎です!
◎質問等は、谷根千・駒込・光源寺隊 菊池までお電話を。08065047442

谷根千・駒込・光源寺隊の支援活動のはじめはおにぎり握り。それから間もなく始めたのは、いわき市四倉高校避難所への炊き出しや物資の支援でした。その避難所が閉鎖された2011年6月。この時、避難所を出る方が各所に散らばっても連絡を取り続けられるように、応援を続けられるようにと《つながるハガキ》を手渡したのが《はがき作戦》の最初でした。 続きを読む