第24回月1原発映画祭/交流カフェ 堀切さとみ監督を迎えて「原発の町を追われて」上映

■日時:4月5日(土)
昼の部 14:00~15:30(開場13:30)上映会
夜の部 17:00~20:00(開場16:30)上映会+交流カフェ

昨年12月末、全国で最後の避難所が幕を閉じました。
埼玉県加須市の旧騎西高校。
原発震災で警戒区域となった福島県双葉町の人びとが
2年9か月避難生活を続けた校舎です。
避難直後から人びとの生活に密着して記録、
2012年に完成した「原発の町を追われて」と、
その後のようすを追った続編を上映します。
続編では井戸川町長辞任の前後や、さらに複雑化・深刻化する
双葉町の状況が生々しく伝えられています。
日々の生活を取り戻したかのようにみえる私たちの日常のとなりに、
住み慣れた故郷を離れ暮らす人々がいること、
そしていまだ収束ならぬ原発事故・問題について、
映画をみながら、一緒に考えてみませんか?
交流カフェでは堀切さとみ監督をゲストに迎え、
いつものようにおいしいものをご用意して、
みなさまのご来場お待ちしております!

■映画「原発の町を追われて?避難民・双葉町の記録」
http://genpatufutaba.com/
東京電力福島第一原発のお膝元にあり、2011・3・11直後、
全世帯が避難勧告を受けた双葉町。事故から2週間後、
町は役場機能を埼玉県加須市に移し、
廃校になった高校(旧騎西高校)を拠点に避難生活が始まった。
日本初の原発避難民。放射能から逃げるしかなかった人々。
いつ帰れるかアテもない中で、避難民たちはそれぞれの思いを
語りはじめた。故郷から268kmも離れた旧騎西高校で過ごした
双葉町民を追ったドキュメンタリー。
(堀切さとみ監督/日本 2012年/56分、続編:2013年/25分)

■交流カフェのゲスト:堀切さとみさん
さいたま市在住。2008年より市民メディアセンター・mediRで映像を学ぶ。
初めて作った作品は、上関原発建設に反対する祝島の人たちを撮った
「神の舞う島」(2009年/20分)。

■会場:谷中の家(東京都台東区谷中3-17-11)
メトロ千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里下車徒歩7分。
よみせ通り、 延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側。
築54年の木造耐震補強民家。目印は格子戸。
http://www.jtgt.info/sites/default/files/2013-05-14.jpg

■参加費
上映会(昼の部/夜の部):各500円
交流カフェ(夜の部のみ):500円(軽食+ワンドリンク付)

■定員:30名(要予約)

■予約方法:以下いずれかの方法で予約してください。
1.申込みフォーム
昼の部:http://kokucheese.com/event/index/155419/
夜の部:http://kokucheese.com/event/index/155427/

2.メール tukiichieigasai@jtgt.info
 (件名を「月1原発映画祭申込み」として
参加者氏名、昼・夜の別、交流カフェ参加の有無を明記してください)

3.電話 090-1265-0097(植松)

*キャンセルされる場合は必ず事前にご連絡ください。

■主催:地域から未来をつくる・ひがし広場
http://www.jtgt.info/

第23回月1原発映画祭/交流カフェ 報告「福島の除染現場と甲状腺検査を追う」

震災から3年目を迎える節目の月、3月1日(土)の第23回月1原発映画祭/交流カフェは福島の今を知る集いとしたいと思います。

除染の現場に通って調査を続けている権上(ごんじょう)かおるさんと、甲状腺検査の動きを追っている菊池京子さんのおふたりにお話をしていただきます。

交流カフェは美味しいミネストローネをご用意。温まりながらたくさん語り合いましょう。ご参加お待ちしています!

チラシ画像はこちら http://www.jtgt.info/sites/default/files/2014-02-16-1.pdf

■日時:3月1日(土)開場17:30
18:00~19:00 報告:福島の除染現場と甲状腺検査を追う
19:10~20:30 交流カフェ
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2014年2月1日 第22回月1原発映画祭のご案内

2/1(土)に第22回月1原発映画祭/交流カフェを開催いたします。テーマは「コミュニティー発電所」。脱原発への具体策として、地域のコミュニティが主体となって発電事業に取り組む動きが広がっています。

今回は月1スタッフによる江戸川区の市民立発電所見学レポートをもとに、コミュニティー発電所の可能性について情報交換、意見交換をしたいと思います。

併せて、ドイツ初の市民電力会社誕生を追ったドキュメンタリー、「シェーナウの想い」を上映しますので、未見の方はぜひこちらもどうそ。

いつものように美味しいものをご用意して、みなさまのご参加をお待ちしています!(今回は特製チーズフォンデュの予定)

第22回月1原発映画祭/交流カフェ「シェーナウの想い」上映+市民立江戸川発電所見学報告

■日時:2月1日(土)18:00~20:30(開場17:30)

18:00~19:00 「シェーナウの想い」上映
19:00~19:30 市民立江戸川発電所見学報告会
-休憩-
19:45~20:45 交流カフェ
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第21回月1原発映画祭/交流カフェ 「お正月げんぱつかるた大会」

「月1原発映画祭+交流カフェ」は昨年12月の第20回でひと区切りとしましたが、3年目の今年からは「月1原発映画祭/交流カフェ」として進めてまいります。

どこが違うのかといいますと「映画祭プラス交流カフェ」ではなく、「映画祭ないし交流カフェ」、つまり映画上映だけだったり交流カフェだけだったり、両方だったり、というざっくりしたくくりで企画を考えていきます。引きつづきどうぞよろしくお願いいたします。

1月は昨年に続いて2回目の「お正月げんぱつかるた大会」です。前回来られなかった作者の古知屋恵子さんをお招きしています。奮ってご参加ください!
※映画上映はありません。

■日時:1月11日(土)13:00~15::00(開場12:30)
■ゲスト:古知屋(こちや)恵子さん(版画家)
■内容:「げんぱつかるた」の作者、古知屋恵子さんのお話のあと、参加者全員によるかるた大会。札を取った人がひとことスピーチというルールです。近況や今の思い、今年の抱負など語り合いましょう。
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知って欲しいこと – 福島県県民健康管理調査の甲状腺検査から2年半 これまで、そして今、こんなことが起こっています

ここでは本レポートの前段のみ掲載しています。図も含む長文なので全文はPDFファイルでご覧ください。 PDFファイル 知ってほしいこと

レポート:菊池京子

2011年3月から今日まで続いてきた「谷根千・駒込・光源寺隊」のさまざまな活動の中に、2011年8月から始まった県民健康管理調査を元にした「記録支援」があります。

「記録支援」を言い出して先頭に立ってしてきた者の責任として、この2年半、県民健康管理調査とその詳細調査としての甲状腺検査の動きを追いかけて来ました。

しかし、県や県立医大や国などに多少の動きがあっても、私自身が納得できないこと、咀嚼しきれないこと、また事実が出てこないことなどが常にあったため、その都度逐一ご報告するには至りませんでした。力不足をお詫び申します。

ところが、昨年報道され大きな問題となった県民健康管理調査検討委員会の秘密会の存在をはじめ、この夏から秋にかけては、小児甲状腺がんが59人に達したり、公表される数字や性別の集計の誤りが分かったりしました。

市民のさまざまな活動が首都圏では活発で、それが、インターネットを駆使した自由系の報道機関や取材者によって、大手の新聞やテレビでは伝わりにくい福島現地での現状を伝えています。

たくさんの方々のご努力によって、「甲状腺検査」に関する経緯と現状を皆様にご報告できるような情報が集まったと判断しましたので、まとめを作ることにしました。

同時にこの情報が、多くの方に時を急いで届くようにと、願って止みません。

この原稿の元は、12月14日に開催された「放射能被ばくを学習する会」で発表するためにまとめたものですが、要所、要所加筆しました。中でも、11月27日に初会合が開かれた新設の甲状腺検査評価部会の模様は重要と考え、東京新聞の記事を要約して添えました。

長文ではありますが、多くの方に分かりやすいように簡易な表現を心がけました。

お一人でも多くの方に読んでいただき、さらに口コミでも手渡しでもメールでも、広く皆様に読んでいただければ幸いです。これは福島だけの問題ではなく、東日本の子ども全体、ひいては日本の子どもたち全部の健康に関わることです。どうかご理解とご協力をお願いします。

〔2013年12月19日菊池京子〕

続きは、図も含む長文なので全文はPDFファイルでご覧ください。 PDFファイル 知ってほしいこと

2013年12月11日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です

●2013年12月11日の河北新報(宮城)によると

「福島第1 護岸の井戸150万ベクレル 最高値また更新
 東京電力は10日、福島第1原発1、2号機の護岸付近にある観測用井戸から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり150万ベクレル検出されたと発表した。
 水は9日に採取。5日に記録した最高値(140万ベクレル)を更新した。ストロンチウム90の法定基準は30ベクレル。観測用井戸の地下周辺には高濃度の汚染水がたまっているトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)がある。東電は「トレンチの汚染水が漏れ出した可能性がある」と説明した」

130万ベクレルの最高値報道が12月4日、日に日に最高値を更新しています。しかもストロンチウムが最も疑われるβ線です。人類最悪の海洋汚染が予想を超える勢いで続いていると認識せざるを得ないでしょう。
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とてもささやかな言葉遣い「言の端」の話 ~台風26号、「郡山の東160km」~

列島各地、ことに伊豆大島に多大な被害をもたらした台風26号が過ぎて行きました。
苛酷な目に遭われた伊豆大島の亡くなった方々とご遺族には心からお悔みを、土砂被害に遭われた皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
この、10年に一度の規模といわれた台風26号と「福島」にまつわることを少し書きたいと思います。

10月になっても広がっている太平洋の海水温27度の海域で、勢力を蓄え衰えを知らず、北上してきた台風26号は、風雨共に甚だしい大きな台風だった。
その進路は南大東島を暴風圏に巻き込みながら九州、四国沖へ。東に進路を逸らして潮岬沖を東北方向へ。進路は一時首都圏を襲うかともみられ、その場合、最悪、福島第一原発を十分に直撃しそうでもあった。
何とか首都圏、原発直撃は免れたものの、進んで行った先は千葉県沖から茨城県沖、福島県沖、である。
台風の中心を東に見ながら、首都圏は前日から交通機関の麻痺を案じて右往左往。混乱先取りの様相を映し、「東京都」の伊豆大島が、海の上で遮るものもなく暴風雨に晒されているのに、深夜の台風情報では、首都圏の明日の交通の混乱が一番の懸案のようにテレビ報道されていた。
報道側の都合や、何を以て軽重と認識し判断しているかを反映してしまう、ニュースの内容と時間数。解説の言葉の端々には、隠そうとしても抗いがたく表れてしまう、ニュースの軽重。情報量によって左右されるとはいえ、首都圏がそんなにそんなに偉くて重要なの? 続きを読む

2013年9月28日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

皆様
権上です

●住宅除染について
以前にご紹介しました「過酸化水素洗浄+モミガラ浄化」法についてその後どうなっているのかのお問い合わせをいただきました。これは安い材料と環境負荷の少ない方法で、地元企業である南相馬の庄建技術さんらを中心に実用化したものです。この方法に対して2012年11月環境省は、「モミガラ浄化の洗浄システムの機械400万円は過度の設備」等の理由で、本法を「無視」の立場を新聞公表しております。

しかし、行政などの採用はあり、この度、相馬市玉野地区150軒の除染を終えデータをシリーズ3(除染の実際)と4(データ集)として小冊子をまとめ、ご希望の方にお送りできる状態になりました。玉野地区の南は飯館、西は伊達市、北は宮城県丸森です。山間部で原発から40km以上ありながら、比較的高い線量の地でありました。相馬市長の「除染に使った水は、浄化してからでなければ川に放流しない」の方針のもと、この方法が採用されました。冊子は庄建さんの地元貢献として無料配布です。ご希望の方は私へ送り先郵便番号・住所・名前をお送りください。メール便にて順次発送いたします。(複数部も可能です。ご希望部数もください。送料もご心配無用です)

●環境省除染チーム「国及び地方自治体がこれまでに実施した除染事業における除染手法の効果について」(2013年1月公表) 続きを読む