月1(つきいち)原発映画祭+交流カフェ – 3.12を忘れない ~映画で見る・知る・感じる原発~

第1回 5月12日(土) 18:00~21:00 (月1映画祭 第一回チラシPDF

上映作品「原発、ほんまかいな?」
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/genpatsu.html
(内容)
八百屋の店先で主人公2人が買いものかご片手に話しているうち、原発をめぐって疑問が噴出。
「原発がないと電気が足りなくるっていうけど、それ、ほんまかいな?」
2人の疑問に、専門家の解説やわかりやすい映像でていねいに答え、事実に基づく原発のほんとうの姿に迫ります。
原発の基礎知識満載。
(アジア太平洋資料センター(PARC)2011年制作、75分)

プログラム
*17:30~ 受付
*18:00~19:15 「原発、ほんまかいな?」上映
*19:30~21:00 交流カフェ
ワイン/ハーブティー(@200円)、おつまみ(@100円)提供。
食べもの・飲みもの持ち込み歓迎。

会場:谷中の家
台東区谷中3-17-11
千代田線千駄木・JR日暮里・JR西日暮里 下車徒歩7分
よみせ通り、延命地蔵を東へ入る、2筋目を南へ入って東側
Tel.090-9492-0075(西川)
*(会場は築53年、耐震補強民家です。見学歓迎)

定員:30人ぐらい
参加費(資料代):300円
主催:「原発」都民投票/東京ひがし
お問い合せ:植松 uematsu@kkd.biglobe.ne.jp

☆第2回は6月9日(土)、第3回は7月14日(土)を予定しています。

2012年5月3日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です

●大飯再稼働批判相次ぐ 滋賀県原子力防災専門委初会合(5月2日)
5日に全原発停止か否かのカギを握る大飯原発について、滋賀県の上記の会合が行われ、参加した委員のお一人から短文付きで流れてきましたので、お知らせします。

「何かを取り纏める委員会ではなく、専門の見地から意見を述べ合うだけとのことでしたが、嘉田知事の言動の後ろ盾になるようなディスカッションを知事が期待しているのかと思います。知事は最初から最後まで参加されていました」
報道記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120501-00000020-kyt-l25

●講演や聴講も多い4月でした。
様々な講演を聞きましたが、印象に残った事のメモを記します

1)今中哲二(京大原子力工学)氏
「『(放射線の影響で)○○から東は、避難しろ』という言い方は、私にはできない。
ただ、私(および家族)がどうするかには答えられ『大阪問題ない。東京の娘;注意事項を知らせ、勤めを続けている。
私が福島市で働くことがあれば喜んで働く。しかし、孫がとなると悩みます』と」

2)Y.ステパーノヴナ(ウクライナ放射線医学研究センター)+ミハエル・ヴラジミロビィッチ・マリコ(ベラルーシ国立科学アカデミー)
・ウクライナの避難は早く、わずか3時間で4.5万人(うち子供1.7万人)が避難
・一方、ベラルーシは、大幅に避難が遅れた。最後は9月上旬。この差が被ばく量に決定的な差をあたえた。避難費用は、全額国の負担
・「原爆の被ばく量―健康影響」は、低線量被ばくの場合参考にはならない
・低線量域は、直線が最も納得できると考える

3)いわゆる「原子力ムラ構成員」の講演
最も印象深かったと言えます。
冒頭あいさつ「福島第一で事故を起こしてご迷惑をかけました(「申し訳ない」は決して言わない)」
チェルノブイリ影響は、ロシア限定(最も被害の大きいベラルーシ、ウクライナには触れない)
食材の暫定規制値は、EUなど、非常時限定の1000Bq/kgなどと比べ、日本の基準はいかに厳しすぎるかを強調する。会場からは、「農家いじめ、流通いじめの基準だ」の声多数。
ベラルーシ、ウクライナの基準値や、ウクライナで基準を緩めたら被ばく量が上がった話は決してしない。放射線影響の心配ないは「桶屋論(心配し過ぎると体に悪い)」だけ。

●書籍のお勧め

1)環境省の大罪 杉本裕明(朝日新聞記者)著 PHP出版

4月29日発売。私が皮膚感覚で感じていました3.11後の環境省の動きの鈍さの理由がわかりました。がれき処理などのおかしな動きも。これほどの国の非常時にもここまで、ビジョンもなにもない政治や行政に愕然とする思いは私だけではないと思います。
http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-80529-0

2)大学生がえがく脱原発の未来マニュアルフェリス女学院エコキャンパス研究会 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/tbook/shoseki/tko2012020103.html

きれいで、やさしく、わかりやすく、主張ははっきりと、各地で活動をされている方にはお勧めの一冊です。

●原発の安全性と持続可能エネルギーの可能性を論じ、「縮小社会」を目指す

上がだめでも市民の行動力でもっている国と強く思う今日この頃です。技術者のなかでもこのような学習の場を提供していただいています。(私の講演会講師の経験では、技術者の反「脱原発」意識が最も強い)参加の場合はHPひらき直接お申し込みください。

回数 開催日 演題 講師 所属
4 2012年5月12日(土)10~12時 そもそも原発の安全運転は可能なのか 後藤政志 NPO法人APAST理事長
5 2012年6月2日(土)10~12時 持続可能エネルギーの展望 山下紀明 NPO法人環境エネルギー政策研究所(飯田哲也所長)
6 2012年7月7日(土)10~12時 縮小社会という新たな社会像 松久寛 京都大学名誉教授、(縮小社会研究会代表)
(2) 会場 日刊工業新聞社セミナー室
103-8548東京都中央区日本橋小網町14-1

http://www.sato-rd.co.jp/kouen3.html

「学び、自分で判断できるようにしないと、身は守れない」だけははっきりしていると思います。
ともに頑張りましょう。

(以上)

3回連続講演会 「原発の安全性と持続可能エネルギーの可能性を論じ、‘縮小社会’を目指す」

3回連続講演会を開催します。まず、元原子炉格納容器設計者でありストレステスト意見聴取会委員である後藤政志氏から、そもそも原発の安全な運転ということは可能なのかについて、最近の国の政策も踏まえて解説していただきます。

ついでNPO法人環境エネルギー政策研究所主任研究員山下紀明氏から代替エネルギーとしてもっとも期待されている持続可能エネルギーの可能性について確実な根拠に基づいた予測を示していただきます。

しかし、だれもが予感しているように、原発の大惨事は現代の成長至上主義経済の限界を曝しています。縮小社会研究会代表(京都大学名誉教授)松久寛先生からあるべき社会像として「縮小社会」を展望していただきます。

◆講演会内容
・第4回 2012年5月12日(土) 10~12時【そもそも原発の安全運転は可能なのか】後藤政志NPO・APAST理事長
・第5回 2012年6月2日(土) 10~12時【持続可能エネルギーの展望】山下紀明主任研究員NPO・環境エネルギー政策研究所(飯田哲也所長)
・第6回 2012年7月7日(土) 10~12時【縮小社会という新たな社会像】松久寛京都大学名誉教授・縮小社会研究会代表

◆会場 日刊工業新聞社セミナー室
〒103-8548 東京都中央区日本橋小網町14-1 TEL:03-5644-7000

◆受講料 1000円(当日会場払い) 3回連続券2500円(初回会場払い)

◆開催団体 主催: (有)佐藤R&D / 協賛:日刊工業新聞社

◆申し込み先 (有)佐藤R&D,技術講演会担当(info@sato-rd.co.jp )まで、下記事項を添えて、メールにてお申し込み下さい。折り返し、聴講券をお届けいたします。(いただいた個人情報は、本セミナー開催のためのみに使用いたします)

(1)申込講演会
  □第4回(原発安全)
  □第5回(持続エネルギー)
  □第6回(縮小社会)
  □第4・5・6回通し
(2)住所(都道府県のみ)
(3)氏名(ふりがな)

日本ナショナルトラストの文化財救援プロジェクト「故郷のたね」

千駄木安田邸を所有している日本ナショナルトラストでは『故郷のたね」という文化財救援プロジェクトを立ち上げ募金を進めています。すでに3300万円が集まり、今年の支援先が決まりました

谷根千地区の方々も東北の復興の核となる文化財の修復に協力よろしくお願いします。

神田神保町の洋食店ヴェジタリアンPARTⅡより物資の支援/山崎範子

千代田区神田神保町の洋食店ヴェジタリアンPARTⅡより、閉店のため厨房設備と道具や食器を石巻の熊谷産業に持って行きました。物資支援です。

3月29日(木)午前9時過ぎに到着予定。
・厨房道具
・食器
・テーブル
・椅子
ヴェジタリアンPARTⅡオーナーの和田久生さんの運転で山崎範子が同乗します。

4月4日(水) 午前10時ごろに到着の予定で運ぶもの。
・大型業務用冷凍冷蔵庫
・コールドテーブル
・5口のガス台、オーブン2付
・ワインセラー
・製氷機
・食器洗浄機

石巻の周縁地で洋食屋さんができるといいですね。

第6回 谷中防災コミュニティを考える集い – 教えて!東京「激震」のホント

予測されている首都直下地震を正しく理解し、災害医療の最前線から発災時の心構えを学ぶ。

<特別企画> 知って、備えて。最前線のプロフェッショナルから聞く、地震と地震災害。

第一部 東大地震研究所の先生、教えてください!
  田中 愛幸
  測地学者(地殻変動専門家) 東京大学地震研究所 助教

第二部 災害医療の最前線から、聞かせてください!
  冨岡 譲二
  社会医療法人財団池友会 福岡和白病院 副院長 池友会救急搬送システム部長

2012年 4月21日(土) 13:30~17:00
谷中コミュニティーセンター 1階/大広間
住所:台東区谷中5-6-5(初音の森 となり) お問い合わせ:090-9492-0075(西川)

詳細はこちらのチラシ(PDF)をご覧下さい。第6回 谷中防災コミュニティを考える集い(PDF)

主催:谷中防災コミュニティを考える有志の会
谷中コミュニティーセンターが、防災施設機能も備える谷中防災コミュニティーセンターに生まれ変わろうとしています。震災後の防災意識が高まる今、当会は、地域施設 兼 防災施設になる新センターがより良いものになるように、地元町会や各種地域運営組織のご理解をいただきながら、住民の皆さんの声を集めて設計側へ伝える活動をしています。それと同時に、この活動の中で地域・防災をキーワードに集まった住民同士の輪を大きく広げ、万一の災害をも乗り切れる強いコミュニティ(つながり)をつくりたいと願い活動しています。

2012年3月25日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です。

放射線の健康影響への不安は、どなたもお持ちだと思います。(「私は関係ない」と会話も成立しない方の多くもおびえている裏返しの方も多いです)

まして、小さなお子さんのお父さんお母さんの心配を思うと本当に辛いものがあります。
専門家からの発信も様々で、さらに不安が増します。
しかし、不安に陥るばかりでは、子どもたちを守ることはできません。
警告の主旨を、危険性を、知ることから始めましょう。3つの意見を以下に貼りました。
参考のひとつになさってください。 続きを読む