追悼法要と餅つき

【追悼法要】
震災から一年を迎えるにあたり、追悼法要を執り行ないます。
3月10日(土)17時より 駒込大観音(おおがんのん)光源寺観音堂において
http://ameblo.jp/hoozuki-sennari/entry-11185849715.html

【餅つき】
3月11日(日)11:30より 谷根千餅つき会
場所:千駄木 訪問看護ステーションきょうわ前(映画保存協会隣り)
〒113-0022 東京都文京区千駄木5丁目17 – 3
参加費:300円
http://www.yanesen.net/topics/detail.html?id=468

2012年2月3日~6日 いわき市久之浜町での記録・記入支援活動の報告 / 菊池京子

去る2月3日~6日までの4日間、久ノ浜と平で、現地在住の方に、2011年3月から7月までの行動を記録するお手伝いと、それを元に県民健康管理調査問診票に記入するお手伝いをしてきました。
ご報告が遅くなりましたが、この活動とそれ以降、2月いっぱいの模様を記します。

3日 久之浜公民館 2名(60歳女性、60歳女性)
4日 久之浜浜風商工会  2名(50代女性、30代女性)
5日 久之浜公民館 0名
6日 平(いわき駅前)1名(40代女性)
合計5名様のお手伝いをさせていただきました。 続きを読む

3月11日に向けて、久之浜に献花を ~お花を集めます~

谷根千・駒込・光源寺隊が応援を続けてきた「北いわき再生発展プロジェクト」。
サイトでは、3月11日に久之浜を飾る献花を募集しています。
「北いわき再生発展プロジェクト」で検索していただければ、送り方、主催、送り先、お問い合わせ先が分かります。
以下は「北いわき再生発展プロジェクト」の若いボランティアたちの兄貴的存在ともいえる、通称金造さんからのメッセージです。
庭に咲いているお花、花屋さんから送るお花、久之浜に送りたいと思う方は、どうかご協力をお願いします。

☆☆
あの日から1年。
全国でも様々な追悼イベントなどが行われるようですが、
ここ久之浜・大久地区では、津波被害の大きい沿岸部を献花で飾ろうとしています。
それも、ただわたし達が買い集めて用意するお花ではなく、
久之浜を想って下さる皆さんのお気持ちを少しずつ集めて、
献花という形にできないかと考えています。
そこで、お花を集めています。
いわき市内外、全国にいる皆さんにご協力して頂けたら幸いです。
献花は3月11日、いわき市久之浜海岸にておこなわれます。
献花についての詳細、お花の送り方などは、メンバー金成のブログをご覧下さい。
Seiji Loves IWAKI
1本でも多くのお花で海岸を飾りたい。
一人でも多くの方の、暖かいお気持ちを届けたい。
皆さんのご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
☆☆

送り先 
〒979-0337 いわき市大久町小久字山口4-4
千日紅の会 代表 小島悦子

電話問い合わせ
阿部 恒代 090-5835-2151
鈴木 京子 080-6007-3370
小島 悦子 080-6057-1109

メール問い合わせ
hisanohama_sennichikou@yahoo.co.jp 担当:金造

(記事・菊池京子)

2012年3月4日(日) みんなで考える「谷中防災コミュニティ」 -地震発生!「その時」あなたはどうしますか?

2012年3月4日チラシこれまで地域の防災に関わってきた方も、地域の防災を考えるは初めてという方も、みんなで集まって「その時」を考えましょう。

<第一部> 3・11後の地域の防災を考える
13:30~15:30 谷中コミュニティセンター大広間
        電話:03-3824-4041 台東区谷中5丁目6番5号

【谷中の防災対策の現状】
 篠田 忠氏(谷中地区まちづくり協議会防災対策部会会長) 
 松田橿雄氏(   〃        環境部会会長)

【3・11後の防災建築とコミュニティ】
 薩田英男氏(建築家)
 森まゆみ氏(作家・谷根千工房)
 ほか

【ディスカッション・グループ討議】 
 不安なこと、分からないことを共有し、今後の防災対策に生かしましょう。

<第二部> 防災広場を知ろう!
15:30~17:00 谷中コミュニティセンター前 初音の森防災広場

【防災広場設備見学】
 深井戸、災害トイレ用マンホール、地下防災水槽などの施設見学
 *台東区の危機災害対策課の方が説明下さいます。

【かまどベンチで炊き出し体験】
 *かまどベンチを実際に使って火を熾します。炭、練炭など備蓄燃料による火の熾し方もレクチャー。
 *区の災害用給食の試食。湯を入れて作る炊き込みご飯。

注意:お子さんは保護者の方がご同行ください。

谷中防災コミュニティを考える有志の会の経緯については谷根千震災字報にも掲載しています。

谷中防災コミュニティを考える有志の会
TEL 090-9492―0075(西川)
WEB http://yanakabousai.jimdo.com/

1945年3月4日を忘れない ー 谷中は戦場になった ー

昭和20年3⽉4⽇午前8時30分、⾕中地域に空襲がありました。死者80⼈以上、重軽傷者155⼈を超え、家屋の被災も全壊・半壊195⼾に及んだと記録されています。

戦禍で犠牲になった⼈達の供養に三四真地蔵⼗四地蔵平和地蔵「三四真地蔵」「十四地蔵」「平和地蔵」が町内で建⽴され、67年を経た今⽇でも献花が絶えません。
この「戦争の記憶を今に伝えていく」つどいも13回を数えています。当時被災されたご町内の⽅々も⾼齢となり、お話をされるのも困難な状況になってきています。みなさまのご参加を⼼からお待ちしております。

日時: 3月4日(日)午前9時から12時
   9:00〜 映画上映など
  10:00〜 お話「いのちが護れる防災」森まゆみさん(谷根千、作家)
  11:00〜 空襲、専科の語り部から(その日私は・・・)

地域雑誌谷根千では創刊20年目にはじめて空襲の特集ができました。
谷根千は空襲に焼けなかった町というのはうそでした。
3月4日の空襲の実態を、そのときの町の方たちの動きをお話しします。
千駄木3丁目の23人の犠牲者をだしたあとには平和地蔵が、谷中の三崎、初音4丁目、真島町の犠牲者のためには三四真地蔵が建てられました。いまも町のみなさんがお守りしていますが、これからのこともかんがえなくてはなりません。
これから3年以内に東京に直下型地震が来る確率は70%と東京大学地震研究所は発表しました。おりしも谷中コミュニティセンタの防災建て替えも始まります。本当にいのちの助かる町、コミュニティとはなんなのか、東北を歩いた目でお話ししたいと思います。
(森まゆみ)

参加費:資料代として200円
会場:谷中コミュニティセンター第1・2・3会議室
   台東区谷中5ー6ー5 電話(3824)4041
*「聞こえ」の悪い方へ:磁気ループを区が無料セット!要申込み(3824-2611 台東教科書ネット・和田)

主催:谷中千駄木歴史の会・谷中九条の会 / 和田、須賀、橋詰、田辺、木下、本間

1945年3月4日を忘れないチラシPDF

福島にとっても近い宮城/丸森から /森まゆみ

私が5年間、畑を借りていた宮城県丸森町は宮城県の南端で、地図で見ると福島県に陥没したような所です。里山で地震での被害は相対的に少ないのですが、南相馬からの避難民を受け入れ、峠を越した山元町、新地町などからも避難者を受け入れてきました。

その後、放射線値が場所によってはかなり高いことがわかりましたが、「福島県ではない」ので県に放射線値をちゃんと測ってもらえず、町独自で東北大学にお願いして計ってもらっているそうです。役場前では0.12μSv/hですが、県境の山林では0.6μSv/hも出ているところもあります。日々変化はありますが。

その筆甫というところで味噌造りをしているIターンの太田さん一家は、考えた末、できるだけ気をつけながらそこに留まることを選びました。そこで豆から作った味噌はとってもおいしいです。いま売っているのは原発事故以前に仕込んだもの。今年の仕込みについても茂樹さんは深く考え、精密な計測をし、これでいけると納得してはじめています。長崎の原爆のあと、浦上第一病院の秋月辰一郎医師は被爆した患者に『わかめのみそ汁」を飲ませて効果があったといわれています。くわしくは
東日本大震災と原発事故について http://www.h2.dion.ne.jp/~soyamiso/daisinsai.html

太田茂樹さんたちは福島にくらべて対策ができていない宮城南部のこどもたちを守るため、『子どもたちを放射能から守るみやぎネットワーク」をつくって計測、除染や講演会を催しています。子どもたちが危ないのは福島だけではありません。京大原子炉研の今中哲二さんの講演会なども催しています。詳しくは
ひっぽの元気な味噌SOYA公式ホームページ http://www.h2.dion.ne.jp/~soyamiso/

谷根千・駒込・光源寺隊 2012年 1月12~14日 いわきでの情報収集と交渉等の活動報告 / 菊池京子

谷根千・駒込・光源寺隊として活動をともにしてきた、舞踊家でアトリエ・ノ・マド主催の熊谷乃理子さんと、1月12日、13日、14日は菊池1人で、いわき市内の各所を訪ねました。

◎12日 午後  久ノ浜へ
久ノ浜商工会議所
久ノ浜第一小学校の校庭に、プレハブで昨年オープンした「浜風商店街」の中にある、久ノ浜商工会議所に根本真一主査を訪ねました。
熊谷さんら、音楽と踊りの方々が企画している3月30日~4月1日にかけての古楽器のオルガンとダンスのパフォーマンスイベントの打ち合わせに同行し、イベントと同時に県民健康管理調査の記録&記入支援が開催できないか、主査の根本信一さんに打診しました。
3月末を待たずに、2月4日、豆まきのイベントがあるので、その日、イベント会場の一画に、記録&記入支援のコーナーを設けていただけることになりました。

久ノ浜公民館
上記と同じ、年度末のイベントの会場下見に同行し、館長の門馬英明さんに、記録&記入支援会の開催を呼びかけました。趣旨に大いに賛同していただけ、2月3日~6日に、公民館で確定申告の説明会があるので、館内の一画に記録&記入支援のコーナーを設けていただけることになりました。
商工会議所と同様、年度末になる前に、開催することができることになりました。

上記の2つの会については、近々開催の告知チラシポスターをお送りし、希望者を募る予定です。
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石巻・尾の崎地区復興支援★谷根千牡蛎祭 報告 / 森まゆみ

坂下お母さんの牡蛎むき指南2011年12月12日、谷中・カフェコパンで北上川河口の長面浦で牡蛎の養殖と民宿のんびり村を営む坂下さん夫妻をお招きして開かれた牡蛎祭には延べ70人の方がきてくださいました。バンに牡蛎を700も積んできてもらい、生ガキ、蒸しガキ、グラタン、フライをワインやビールで堪能しながら、津波によって田んぼや松林が流され、大川小学校はじめたくさんの住民がながされた北上川河口の現状をうかがいました。米農家の大内さん、渡辺さん、茅葺き屋根を葺く熊谷さんなども北上から駆けつけてくださいました。外では米や牡蛎の販売も行いました。会場のキャパでおはいりになれなかった方、申しわけありませんでした。参加された方からの感想です。

のんびり村には、熊谷さんに以前、連れてってもらって、ご無事かどうか心配していたのですが、偶然、NHKで再建を決めるドキュメンタリーを見てて、まさか昨日、お会いできるとは思いませんでした。(山本玲子さん)

私なりに石巻のために出来ることを考えていた矢先、ノマドの熊谷さんからこのイベントの話を聞きました。坂下さんご夫婦始め、石巻で頑張っている方々と接して、私も頑張らなきゃいけないと強く感じました。そして、今の私にできる事は、自分の家族が普通の生活ができるようにお手伝いする事と両親に心配をかけないように生きる事なのではないかと思います。(石巻出身・櫻井ことのさん)

先日は思いがけず、楽しい会に参加させていただいてどうもありがとうございました。今回の震災に限ったことではないのでしょうが、やはり現地の人のナマの声を聞くのは大事なことだとつくづく思いました。(横山勝さん)

実際に津波に遭われた方のお話を聞くと、テレビで見聞きするのとはまったく違う迫力を感じます。被災地に行ったらもっとすごいのでしょう。牡蠣やお餅はとてもおいしかったです。やはり、牡蠣剥き名人のおかみさんがおっしゃるように、海の水がとてもきれいなのでしょう。牡蠣や、お雑煮のモズクから匂う磯の香りがそれを物語っていました。石巻から片道五時間の道のり、とお聞きしました。お疲れが出なければ良いのですが…皆様のご健康を祈らずにはいられません。(津田篤太郎さん)

牡蠣づくしを堪能させていただいて、また、いろいろなお話を伺う機会をつくっていただいて、本当にありがとうございました。少しでも、石巻のお役にたてるようでしたらうれしいです。(山田智子さん)

道行く人も興味を持ってというわけで牡蛎代など諸経費をのぞいても、83,352円の復興支援金がでました。これは北上川河口域活き倶楽部に送ります。調理や接待に協力してくださった川本眞理さん、中濱潤子さん、浅田やすおさんはじめ強力助っ人のみなさん、お宿をつとめてくださった千駄木ノマドの熊谷さん、場所を貸してくださったカフェ・コパンさん、本当にお世話になりました。

【収入】合計 199,100円     
 1回目 56,000円
 2回目 46,000円
 3回目 74,300円
 外売り 10,400円
 残りの後日販売 12,400円
 カンパ 2,000円

【支出】 117,748円
 牡蠣 48,000円
 車代 10.000円
 料理食材 14,464円
 酒・飲み物 37,642円
 場所代 5,000円
 ほか備品 2,642円   (会計仰木ひろみ)

東京新聞がこの会を報じ、たくさんの牡蛎の注文があったそうです。ただ現地はまだインフラもなく、坂下夫妻は石巻市内のアパートから一時間かけて筏まで通っている状態、なかなか注文に応じきれず、かえって坂下さんたちを疲れさせてしまったかも。
域活き倶楽部のホームページをご覧ください。 石巻で活動する北上川河口・域活き「イキイキ」倶楽部