文京区在住の方へ 「原発」国民投票実現にむけた署名のお願い

「原発」の将来を政府や議会でなく、国民が投票によって決定権を握ろうという呼びかけが行われています。すでに東京と大阪では国民投票を可能にするための条例制定を求める署名活動が実施されています。
詳しくはこちらをご覧ください。みんなで決めよう「原発」国民投票 http://kokumintohyo.com/

これは法定の直接請求署名で、署名受任者のもつ署名用紙に直接署名、捺印(押印か拇印)をしなければなりません。
文京区在住の方で、この活動に賛同し、まだ署名をされていない方は、光源寺の島田冨士子さんが受任者となって署名を集めています。ぜひご協力ください。締め切りは2月9日です。

「原発」国民投票を実現するための「東京都民投票条例の制定」を求める署名先(文京区在住者のみ)
駒込大観音 光源寺 島田冨士子
TEL/FAX:03-3821-1188
〒113-0023 東京都文京区向丘2-38-22

文京区以外の方はサイトより署名先をさがしてください。東京・大阪以外の方は、現在署名は集めていません。また、一人でも多くの受任者(署名を集められる人)を募集しています。賛同される方は受任者としての参加をお願いします。受任者の申し込みはサイトまたは、光源寺にある用紙記入で可能です。

12月28日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です。

●12月21日、日本機械学会技術と社会部門後藤政志講師イブニングセミナーは、
110名を超える方の参加で、「(機械学会であるため)原発という機械の安全」に絞ってのお話でした。
原発に関係するエンジニアも多く参加された中、後藤さんのお話は、原発の危険性の渾身の訴えでした。
「様々な偶然の中で、水蒸気爆発のような大爆発は免れた今回の事故は原発(という装置としての)事故では中程度。大事故であれば東日本壊滅も可能性としてはあった」
「これまでも多数の(なかなか公表されなかった)事故が、日常的といえるほど全国の原発で起こっていた。常に『福島の次は』の意識と対応が必要である」・・・

26日事故調査委(通称畑村委員会)中間報告がでました。
その数日前に放映されたNHKスペシャルの事故直後の再現映像の意味がわかった気がします。
先に映像でみせておいて、「当時者だって、わかんなかったんだから、しょうがない」感を植えつけたいのでしょう。中間報告も情緒的な表現が多いですよね。
原発事故の本質にどの程度迫れるのでしょうか。

お知らせ;後藤政志さんらが立ち上げたNPOのAPASTからです。
12月28日(水) 21時~ テレビ朝日 報道STATIONスペシャル「メルトダウン5日間の真実」にてAPAST取材映像も放送予定です。
詳細 URL http://www.tv-asahi.co.jp/hst/info3/index.html

●畑村中間報告と同日の26日東京都から公表された「事故に係る大気浮遊塵中放射性物質の調査報告」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2011/12/60lcq100.htm
東京都での大気浮遊塵の吸入による内部被ばくについて
・成人では23μSv(マイクロシーベルト)と推計
・自然界に存在するラドンの吸入による年間400μSv(マイクロシーベルト)に比して小さい
・核種別の寄与率は、
セシウム137が1番大きく全体の34%で、ヨウ素131が32%、セシウム134が19%、これら3核種で全体の約85%
・月別の線量では3月に大半が集中し、特に測定期間中において、大気中の放射性物質の量が一番多かったを占める
 (3月15日10時-11時がピーク)

●日本列島の経時的地震発生頻度強度
こちらも教えていただいた動画サイトです。
前述の後藤さんはアメリカ人技術者に「地震大国日本で54基の原発はクレージー」と言われたそうですが、深く納得します。(個人の方が作られたサイトだそうです。すごい!の一言です)
日本列島の経時的地震発生頻度強度
https://www.youtube.com/watch?v=QGH08OyQXg4&feature

●地区名が分かる範囲にまで拡大できる地図が文科省のホームページに公開
地上1メートルの放射線量の概要なども
文部科学省放射線量等分布マップ拡大サイト:
http://ramap.jaea.go.jp/map/

●年末年始の缶詰放送にも、原発番組がたくさん再登場するようです。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/2011sp.html

今年最後のメールと思います。皆さまのご協力で、情報発信を続けてまいりました。希望をもって新しい年を迎えたいと思っています。ありがとうございました。来年もどうぞよろしく。

12月2日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です

●続・スギ花粉問題
増田善信さん(気象学者)からコメントがありました。「チェルノブイリでは、高濃度地域の建屋や立木は、すべて倒したり切ったりしています。これは山火事を恐れての対応なのです。その意味でも福島も高濃度域の伐採の必要があるのではないでしょうか」
以下は地元紙です。
スギ花粉のセシウム濃度 福島・飯舘村で調査開始2011.12.02河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111202t61027.htm

●発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価に係る意見聴取会
いわゆる原発のストレステストに対する意見を述べるもの。後藤政志さんも大奮闘されています

No. 11-138 イブニングセミナー(第145回)
「原発事故が避けられない理由」(技術と社会部門 企画)
講師:後藤政志(元格納容器設計者)
開催日 2011年12月21日(水)18.00~20.00
会 場 明治大学理工学部(駿河台キャンパス)リバティータワー12階 1123室
東京都千代田区神田駿河台1-1/電話(03)3296-4545
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
明治大学キャンパス案内図
テーマ

いま原発の稼働率は20%。再稼働への動きもあるが、「十分注意して、安全に運転する」ことが本当にできるのだろうか。これに対する回答は「どんなに注意しても、原発事故は避けられない」である。
技術はトライアル・アンド・エラーでしか進歩しない。エラーのない機械はない、これが一般的原則である。
それでは、原発にはどのようなエラーが想定されるのか、しなければならないのか。
元原子力プラント設計技術者が渾身の解説をする。

参加費 会員 1000円(学生員 無料),会員外 1500円(一般学生 500円)
当日会場にて受け付けます.
申込方法 :「No. 11-138イブニングセミナー(第145回)申し込み」と題記し,
(1)会員資格(会員番号),(2)氏名,(3)勤務先・所属,
(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス)を明記の上,E-mailまたはFAXにて下記までお申し込みください。
申込先 日本機械学会(担当職員 曽根原雅代)E-mail: sonehara@jsme.or.jp, FAX.03-5360-3508
日機装 技術研究所 小西義昭/電話(042)392-3087 E-mail:y.konishi@nikkiso.co.jp/
明治大学 村田良美/電話(044)934-7350 E-mail:murata@isc.meiji.ac.jp

*後藤・クレヨンハウスブックレット「原発をつくったからいえること」も発行されました。非常に内容の深いブックレットです。ぜひ、皆さまの地域などの原発の学習に活用していただきたいです。
以上

11月29日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です

●28日東京新聞に「スギ花粉の移行は1/10:問題はない」の報道がありました。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011112802000032.html
まてよ、この人最近なにかあった!そうだNHKあさイチの食卓調査で校正不十分な機械で計測し、12月15日に訂正再放送する方でした。
週刊金曜日によるとセシウム134と137の検出比がおかしい、水のカリウム40がとんでもない値とNHKのHPよりもさらにデータの信頼性がないと記述されています。(それをあっさり本人は認め、NHKが無理やり報道したまで言っている)

多摩地区の1か所のスギをこの時期に調べただけで花粉の問題はそんなに簡単にクリアできるものでしょうか?

・スギの被ばく事例はこれまでない(ロシアは寒冷地なためなかった)
・花粉への移行はある
・スギの樹皮は、ガサガサしているので、放射性物質が付着しやすい(髪の毛のキューティクルと同じこと、引っかかる)
・研究者によっては、高濃度地域だけでも花粉の季節の前に伐採した方がよいと言っている人もいる(筑波大恩田氏)

そこで、いったい花粉はどのくらいの量飛ぶのだろうかの疑問で調べてみました。
京都の花粉総個数を調べた論文がありました。(齊藤秀樹 森林科学19)

1)京都府のスギ植樹面積は68,666ha
全体で1250×10(15乗)個/1年 ~ 134×10(15乗)個/1年 とのこと。
*計算方法
(齢級別スギ林面積)×(各齢級の平均開花雄花数)×(雄花中の平均花粉数)
調査年 1997~2000年

2)次に福島と京都の面積比は、京都のおよそ3倍
福島(スギ人工林面積 1848百ha)
京都(スギ人工林面積  638百ha)林野庁HP

3)したがって単純にいっても3倍 3750×10(15乗)個/1年 ~ 402×10(15乗)個/1年
花粉1個の重量がわかりません。
粒径は20~60μmとのこと
単純に1mg(0.001g)としてももう一桁、二桁下としても
総量が多く、仮に移行係数0.1としても
セシウムの拡散としては、無視できる量ではないのではないでしょうか?
どなたか、お詳しい方おられましたら教えてください。
(蛇足ですが、これは花粉症の有無に関係ありません)

●カンパなどをお寄せいただきました「カクタアレルギークリニック」HPに震災と秋のアレルギー症状への注意事項がアップされています。参考になさってください。
http://homepage2.nifty.com/smark/

●日本機械学会技術と社会部門イブニングセミナー(再報)
11月30日、12月21日は原発テーマです。
11月,12月は原発テーマになりました。
直近ですが、30日は東京都でモニタリングをしている知人が話します。
会場は同じ場所(リバティタワー1123教室)になりました。
http://www.jsme.or.jp/tsd/seminer.html

もし参加の場合は、上記HPから機械学会事務局に事前お申し込みください。当日は受け付けませんので、直接会場へおいでください。事前申し込みは、人数が多いので、受付がスムーズになります。また、当日連絡なくキャンセルしても全く問題ありません。

以上

11月23日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

権上です。

今日は、さよなら原発・江東設立の会に呼ばれて行ってきました。9.19 明治公園6万人集会で江東の旗のもとに集まった方たちで引き続き地域で声を上げようと開かれたものだそうです。各地でこのような市民主体の会が増えていくことを願いました。
http://plaza.rakuten.co.jp/toshi19730112/diary/201111060000/

会場ちょうどいっぱいの参加者、時間ぴったりの進行と運営も見事でした。たんぽぽ舎大竹さん、農民連の斉藤さんとのパネラーでしたが、お二人のお話も会場発言も多くを学ばせて頂きました。

1)保安院記者会見、女性問題で辞任したあの西山英彦氏が除染の次長に就任です。(2011年11月 – 環境省水・大気環境局福島除染推進チーム次長(併任))
長嶋茂雄巨人監督辞任の言葉、「巨人軍は不滅です」は、昨今怪しい状態ですが、‘官僚’は不滅ですね。これからは、巨額の除染費用が大手を振って動きます。本来の除染に有効に活用されることをしっかり、見ていきましょう。

2)ETV特集 海の汚染
11月27日(日)夜10時からNHKEテレです。海にもホットスポットがあり、ここらへんのことも報道されるものと思われます。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/

3)中央区 こどもとためす環境まつり2011 京橋築地小学校 11月26日(土)10時~15時
http://fm840.jp/blog/hello/2011/11/15/11858
毎年恒例の行事ですが、今年は放射線の軌跡を観察できる霧箱実験(装置は改良型第2号機で、子どもさん3人くらいが
一度に観察できます)も展示します。装置は、小西さんのご尽力、ドライアイスは築地市場の方の協力で提供されます。α線、β線は明瞭に区別されて観察できます。近くにおいででしたら、のぞきにきてください。

以上

谷根千地域の放射線値について / 森まゆみ

10月末に谷根千周辺の放射線値を計ってみました。映像ドキュメントの荒川俊児さんがよくまとめてくださいました。

10月30日(日)は、午前9時に白山上で集合、千駄木方面へ。白山上交差点・向丘2丁目交差点にはじまり、光源寺、谷根千記憶の蔵、旧安田邸、須藤公園、団子坂下交差点、宋林寺裏手路地公園、岡倉天心公園、初音の森。乱歩で食事のあと、汐見小学校、千駄木ふれあいの杜。終了は3時ごろ(?)か。ほぼ晴れ、終わりごろぽつぽつと雨。

10月31日(月)は、午前9時に東大農学部前に集合。東大農学部から、東大原子炉研究センター、東大医学部、根津小学校、再び東大農学部裏手。農学部で食事してから根津神社。終了が3時ごろ(?)だったか。晴れ。

測定器は、森、杉田、喜多野持参の3台(うち1台は途中から不調)。地面から1メートルと地表面5センチで、1分間保持で放射線量(ガンマ線)を測定。測定単位は、毎時マイクロシーベルト(μSv/h)。

素人の測定でもあるし、測定器によるバラツキもあるので、ざっくりと測定結果と気づいたことを報告すると── 続きを読む

10月30日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

権上です

◯原発の途上国への輸出

ベトナムへの原発輸出交渉が再開、
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110929/bsg1109290500002-n1.htm
インドへの輸出交渉開始と報道されています。
http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/yomiuri-20111030-00011/1.htm
自分の頭の上のハエも追えないのに許されない行為ですね。

◯山と森林、水源地の汚染と除染法が気になっているところ

日本化学会酸性雨問題研究会第35回シンポがまさにこのテーマでした。
このシンポは、毎年春秋2回開かれ、だれでも参加(資料代500円)できます。
テーマは毎回異なりますが、やはり今秋はこれとなったものです。 続きを読む

10月16日 おそれて、こわがらず / 権上かおる

みなさま
権上です

1)日本海洋学会の「海からみた東日本大震災」シンポに参加してきました。
学会が広く市民にも公開して(予約不要・参加費無料)、津波と原発影響の調査の中間報告的にお話しいただきました。過日、九州でこっそり開かれた原子力学会など他学会も見習うべき取り組みではないかと感じました(日本海洋学会 http://www.kaiyo-gakkai.jp/main/)。東日本大震災サイトをクリックすると見られますが、現在皆さんの感心が高い海産物の汚染に関する抄録を以下に記します。
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